小栗旬主演『人間失格』主題歌は東京スカパラ「カナリヤ鳴く空 feat.チバユウスケ」
小栗旬の主演映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』(9月13日公開)の主題歌が、2001年にリリースされた東京スカパラダイスオーケストラの名曲「カナリヤ鳴く空 feat.チバユウスケ」に決定した。同時に、成田凌、千葉雄大、瀬戸康史、高良健吾、藤原竜也ら男性キャストの姿も収めた予告編も公開された(※予告編に主題歌は使用されていません)。
太宰の代表作「人間失格」誕生秘話、そして彼のスキャンダラスな生きざまを、実話に基づくフィクションとして映画化する本作。東京スカパラの「カナリヤ鳴く空 feat.チバユウスケ」が主題歌に決定した経緯は、監督の蜷川実花が「構想初期からこの曲をイメージしていた」ことによるという。
新たに公開された予告編には、太宰と彼を愛した3人の女たち(宮沢りえ、沢尻エリカ、二階堂ふみ)との濃密な愛憎模様のほか、「結局全部ネタだよ。書くためなら何でもやるんだ」と陰口を叩かれながらも不倫を続ける太宰に詰め寄る編集者・佐倉(成田)や、「地獄に堕ちて書いてるか?」と太宰を挑発する作家・坂口安吾(藤原)らの姿も。
とりわけ随所に挿入された、唇が血に染まったように見える太宰が印象的。艶やかなラブシーンをはじめ、純白の花が雪のように舞い落ちる中を横たわる姿や水中に沈んでいく様子など、蜷川監督ならではの映像美がさく裂した予告編となっている。(編集部・石井百合子)