バナナマン、『ペット2』吹き替え続役に安堵 オファーが来るか心配だった
お笑いコンビ・バナナマンの設楽統と日村勇紀が、24日に都内で行われた映画『ペット2』吹替版完成会見に出席。前作は声優の貢献もあり大ヒットしたが、二人は「再オファーをもらえるか心配だった」と胸中を明かした。この日は、佐藤栞里(ケイティ役)、永作博美(クロエ役)、内藤剛志(ルースター役)、伊藤沙莉(デイジー役)、宮野真守(セルゲイ役)も出席した。
本作は、飼い主たちの知らないペットの姿を描いて世界的に大ヒットしたアニメーション映画『ペット』の続編。前作に登場したくせ者ぞろいのペットたちが、またしても騒動を起こす。前作に引き続き、設楽は主人公マックスの声を、日村はその相棒デュークの声を担当している。
続編の話は前作に携わった時点で聞いていたという設楽は、「やったー」と喜びながらも、オファーが来るか心配だったそうで、「またここにいれて良かったです」と日村と共に安堵の表情を浮かべる。本作について、「冒険や友情、成長物語が詰まっているのに、観ていてスムーズに頭に入ってきて、心が温まって元気になって頑張ろうと思える作品です」とアピールすると、日村も「デュークはすっごいギスギスした、性格がねじ曲がったワンちゃんだったけど、3年でものすごく丸くなって別の犬みたいになっている。すごいかわいいので観てほしい」と続けた。
ルースター役として新加入の内藤は、オリジナル声優をハリソン・フォードが務めていることが「(オファーを受けた)モチベーションだった」と明かす。さらに、ハリソンが声優初挑戦だったことを挙げ、「僕は(声優を)結構やってますからアドバンテージがあるかなと思ったけど、さすがでしたね」とハリソンの初めてとは思えない声優ぶりに舌を巻いた。
一方で、10年前からバナナマンの大ファンだという内藤は、以前、設楽が監督、日村が主演の作品に出演オファーをもらったものの、スケジュールの都合で参加できなかったことがあったそうで、「モチベーションの一つにはこれ(バナナマンとの共演)もある」とコメント。設楽も、「内藤さんとガッツリお芝居をするのが初めてだったので、すごくうれしかった」と話すと、劇中、マックスが人生の師と仰ぐルースターに認めてもらうことに喜びを感じることから、「(自分と)重なる」としみじみ語る一幕も。また映画では、マックスがルースターから“あるもの”をもらうため、「(僕も内藤さんから)現実社会でも何か欲しい」とおねだりしていた。(取材:錦怜那)
映画『ペット2』は7月26日より全国公開