『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』など注目作8選!
今週公開の映画
『スパイダーマン』シリーズの最新作など、今週公開の注目映画を紹介する。(編集部・大内啓輔)
アベンジャーズ最後の戦いの後、異次元の扉が開かれた世界
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』6月28日公開
『スパイダーマン:ホームカミング』に続き、トム・ホランドが主人公ピーター・パーカーを演じる。ヨーロッパで友人たちと旅行を楽しんでいたピーターは、元S.H.I.E.L.D.の長官ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)から任務を与えられ、新たな戦いに身を投じていく。共演には、前作にも出演したゼンデイヤ、ジェイコブ・バタロンに加え、MCUに新たに加わるジェイク・ギレンホールら。監督はジョン・ワッツが続投する。
香取慎吾の新境地!愚かな者たちの切ない暴力と狂気を描く
『凪待ち』6月28日公開
映画『彼女がその名を知らない鳥たち』『孤狼の血』などの白石和彌監督作。人生につまずき、どん底まで落ちた男が恋人の故郷である石巻で再出発を図ろうとするも、小さな綻びが積み重なり、やがて取り返しのつかない事態へと発展していく。主人公の男を演じる香取慎吾が新境地に挑んだ。共演には恒松祐里、西田尚美、吉澤健、音尾琢真、リリー・フランキーら。
権力とメディアの裏側を描く、孤高のサスペンス・エンターテインメント
『新聞記者』6月28日公開
東京新聞記者・望月衣塑子のノンフィクションを原案に、政権が隠そうとする権力中枢の闇に迫る女性記者と、若手エリート官僚の対峙と葛藤を描く。シム・ウンギョン(『怪しい彼女』など)と松坂桃李という日韓の名優が共演。『デイアンドナイト』などの藤井道人が監督を務め、本田翼、岡山天音、北村有起哉、田中哲司らが共演した。
お弁当に込めた、親子の本音のメッセージに涙を誘われる
『今日も嫌がらせ弁当』6月28日公開
大人気ブログを書籍化したエッセイを映画化。八丈島に暮らすシングルマザーが、反抗期となった高校生の娘の嫌がるキャラ弁を作り続けるさまを通じて、お弁当に込められた母親の愛情あふれるメッセージを感動的に描き出す。母娘を篠原涼子と芳根京子が演じるほか、松井玲奈、佐藤寛太、佐藤隆太らが共演。『レオン』などの塚本連平がメガホンを取った。
新時代の青春群像ストーリー!乃木坂46・堀未央奈の初主演映画
『ホットギミック ガールミーツボーイ』6月28日公開
相原実貴のコミックを実写映画化。乃木坂46の堀未央奈が映画初出演にして初主演を果たし、知らぬ間に大人になっていく自分に戸惑いながら、3人の男性との恋に不安定に揺れ動く高校生を演じる。清水尋也、板垣瑞生、間宮祥太朗、桜田ひより、上村海成、吉岡里帆が共演。監督は『あの娘が海辺で踊ってる』『溺れるナイフ』などの山戸結希。
冷戦下のポーランドで恋に落ち、時代に引き裂かれたピアニストと歌手
『COLD WAR あの歌、2つの心』6月28日公開
第91回アカデミー賞で監督賞、撮影賞、外国語映画賞の3部門にノミネートを果たし、第71回カンヌ国際映画祭では監督賞を受賞。冷戦時代を舞台に、東西を行き来しながら15年にわたって別れと再会を繰り返すピアニストと歌手の破滅的で美しい恋模様が描かれる。主人公のカップルをヨアンナ・クーリグとトマシュ・コットが演じ、『イーダ』などのパヴェウ・パヴリコフスキが監督を務めた。
『翔んで埼玉』のヒットに続け!名作コミックを実写映画化
『劇場版パタリロ!』6月28日公開
大ヒットした映画『翔んで埼玉』の原作者としても知られる魔夜峰央の代表作を実写映画化。2016年の2.5次元ミュージカル版に続き、「生きたパタリロ」と評された加藤諒がパタリロを演じる。共演者には青木玄徳、佐奈宏紀、須賀健太、哀川翔、西岡徳馬、鈴木砂羽、松村雄基、近江谷太朗、木下ほうかといった豪華な面々。舞台のアナログ感と映像ならではアクションとVFXが融合した世界観が展開される。
同じ夫に捨てられた元妻たちの“訳あり”な共同生活の行方は?
『ニューヨーク 最高の訳あり物件』6月29日公開
マンハッタンの最高級アパートに住んでいるモデルのジェイドは、夫から一方的に離婚を告げられる。傷心の彼女の前に夫の前妻が現れ、部屋の所有権の半分は自分にあると主張したことから、“訳あり”な共同生活が始まる。イングリッド・ボルゾ・ベルダルとカッチャ・リーマン、ハルク・ビルギナーが共演。監督を『ハンナ・アーレント』などのマルガレーテ・フォン・トロッタが務めた。