怪奇漫画家・日野日出志のドキュメンタリー、上映会決定 トークショー&サイン会も
怪奇漫画家・日野日出志の人生を追う初のドキュメンタリー映画『伝説の怪奇漫画家・日野日出志』の上映会が7月3日、東京・渋谷ユーロライブで行われる。本編上映後には日野のトークショー、サイン会も実施される。チケットの申し込みは映画公式サイトから。
1967年にデビューし、昭和の怪奇漫画ブームの立役者の一人で「蔵六の奇病」「地獄変」など短編約450作を手がけた日野日出志。グロテスクな絵柄の一方で、異形の悲哀を描く作風が特徴。映画では、本人や関係者たちのインタビューを交えて日野の知られざる素顔に肉迫。秘蔵写真、プライベート映像など膨大な素材を交えて構築される。メガホンをとったのは日野プロダクション代表の寺井広樹。
映画には、同じくホラー漫画家の伊藤潤二、犬木加奈子、御茶漬海苔、山咲トオルのほか、里中満智子、しりあがり寿、ちばてつや、のむらしんぼ、古谷三敏、三浦みつる、みうらじゅんら漫画家が大挙出演。そのほか故・赤塚不二夫の娘で現代美術家の赤塚りえ子、映画監督の手塚眞、ナカジマノブ(人間椅子)ら。特別ゲストとして八名信夫が名を連ねている。
過去に映画化作品もあり、2004年公開の2本のオムニバス『日野日出志のザ・ホラー 怪奇劇場』(第一夜・第二夜)では「地獄小僧」(安里麻里監督)、「わたしの赤ちゃん」(中村義洋監督)、「怪奇!死人少女」(白石晃士監督)など。(編集部・石井百合子)
映画『伝説の怪奇漫画家・日野日出志』は7月3日19:00~21:30(開場:18:30~)、渋谷ユーロライブにて上映※入場料:2,000円