有村架純『駅までの道をおしえて』にモノローグで参加
新作映画『駅までの道をおしえて』で、女優の有村架純がモノローグを担当することが明らかになった。有村は「いつもより客観的に役を見て演じることができたと思っています」と収録を振り返っている。
【動画】猫に逃げられる有村架純も…『コーヒーが冷めないうちに』メイキング
本作は直木賞作家・伊集院静の同名小説を実写映画化したもの。お互いに大切な存在を亡くした少女と老人の心あたたまる交流を描いている。大好きだった愛犬ルーの帰りを待っている8歳のサヤカを『3月のライオン』などにも出演していた子役の新津ちせ、幼い息子を亡くした経験を持つ老人・フセを笈田ヨシが演じる。
大人になったサヤカのモノローグから物語が進んでいく作品で、有村は「10年後のサヤカ」として心情を伝える役目を担う。有村は「夢なのか現実なのか境目がわからないところが少しフランス映画のようだなと感じました」と作品について紹介し、「ぜひご家族で観ていただきたい映画です」とメッセージを送っている。
坂井真紀、滝藤賢一、マキタスポーツ、羽田美智子、市毛良枝、塩見三省、柄本明、余貴美子らも出演している。映画の公開は10月18日から。(編集部・海江田宗)
<有村架純コメント全文>
モノローグでの出演は本作が初めてですが、いつもより客観的に役を見て演じることができたと思っています。この作品は、夢なのか現実なのか境目がわからないところが少しフランス映画のようだなと感じました。私も小学生の時にチワワを飼っていたのでサヤカとルーのような、犬と人の心が通じ合う特別な関係に共感することができました。『駅までの道をおしえて』の大きな魅力はサヤカとフセさんとの関係だと思いました。大切に思っていた存在を亡くした2人が必然的に出会ってわかり合う、見えない何かで繋がっている。見た目は孫と おじいちゃんみたいですが、年齢は関係なく同じ人間としてそこにいる感じがとても素敵でした。誰もがいずれ大切な人を亡くす、今を後悔しないように生きてほしいなと思いました。ぜひご家族で観ていただきたい映画です。