打ち切りの「ワンデイ」ファンの声で復活
3シーズンでキャンセルされた、キューバ系アメリカ人の家族を描いたNetflixドラマ「ワンデイ -家族のうた-」がファンの声で復活したと The Wrap などが報じた。
【作品写真】Netflixで配信されていた「ワンデイ -家族のうた-」
同ドラマは1975年から9シーズン続いた米テレビドラマ「ワン・デイ・アット・ア・タイム(原題) / One Day at a Time」をリメイクしたコメディー。元軍人で看護師の母親ペネロペ(ジャスティナ・マシャド)は夫と離婚し、2人の子供たちと母親と一緒に暮らしている。シングルマザーの子育てに、元軍人やキューバ系アメリカ人ならではの悩みや笑いの種など、普通のホームコメディーにさらにプラスされた要素がある作品だ。
13エピソードの第4シーズンを決めたのはCBSの子会社 Pop TV 。2020年に新シーズンを放送予定で、その前にシーズン1から3の放送も予定しているという。
「この作品は大事なテーマを取り上げたかと思うと、次の瞬間には笑わせてくれる、文化的に重要で、卓越したシリーズです。関われることを非常にうれしく思います」とPop TVの社長ブラッド・シュワルツはコメントし、愛や多様性の受け入れなど、心の琴線に触れながら、笑顔にしてくれる同ドラマを続けられることを誇りに思うと語っている。
オリジナルシリーズのクリエイターで、リメイク版の製作総指揮を務めていた96歳のノーマン・リアも復活を大喜び。「3か月前、愛する『ワンデイ -家族のうた-』がキャンセルされ、悲しみに打ちひしがれていました。本日、アルバレス一家が存在し続けると知り、喜びでいっぱいです」とコメントし、配信会社から番組を救った初のケーブル局となった Pop TV の勇気をたたえた。(澤田理沙)