『シン・エヴァンゲリオン劇場版』冒頭映像が公開!パリで怒涛のアクション展開
6日、庵野秀明が総監督を務める映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(2020年公開予定)の冒頭映像「シン・エヴァンゲリオン劇場版 AVANT 1(冒頭 10 分 40 秒 00 コマ) 0706 版」が世界同時上映された。(以下、冒頭映像の内容を含みます)
【動画】「シン・エヴァンゲリオン劇場版 AVANT 1(冒頭10分40秒00コマ)0706 版」上映イベント
前作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(2012)から8年ぶりとなる新作の冒頭映像が公開されるとあって、この日の“0706作戦”には、日本国内30万人、世界各国で150万人が参加。都内では新宿・シネシティ広場、日比谷・ステップ広場がメイン会場となり、整理券を手にしようと、上映前から大勢のファンが列を成した。
1,300人が集結した日比谷会場では、10カウントと庵野総監督が『新劇場版』シリーズを再構成した映像「PLAYBACK」に続いて冒頭を上映。真希波・マリ・イラストリアスの口ずさむ歌と共に、フランス・パリのエッフェル塔のカットから映像がスタートした。
描かれるのは、反ネルフ組織“ヴィレ”による、パリのネルフ・ユーロ支部の復元作業のようだ。エヴァンゲリオン8号機β 臨時戦闘形態で群がる敵を蹴散らすマリの大立ち回りと共に、プラグスーツに身を包んだ、リツコ、マヤ、ミドリらを中心とする、ヴィレメンバーの奮闘が映し出される。エッフェル塔が破壊される、まるでクライマックスのような怒涛の映像に、上映後の会場は大きな拍手に包まれた。
昨年7月に公開された特報も、この映像の一部だった模様。シンジ、式波・アスカ・ラングレー、アヤナミレイ(仮称)は登場していない。パリの復元の目的が、エヴァ2号機と8号機のパーツ回収にあったことが示唆され、マリの「待ってろよ、ワンコくん」とつぶやくカットで映像は幕を閉じた。今回の映像はまさに本編前のアヴァン(冒頭)タイトルといったところだろう。「0706 版」と銘打たれており、本編ではさらにアップデートされた映像となるのか。
この日の会場では、庵野総監督が、フランス・パリの JAPAN EXPO に寄せたビデオメッセージも公開。「パリは大好きな街。空も川の流れの様子も好きで、できればエヴァの舞台にしたいとずっと思っていた。パリを舞台にエヴァ描けるのは本当に感無量です。特にエッフェル塔が大好きで。今回、きちんとしたエッフェル塔を出せてよかった」と喜びを語っていた。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』はテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の魅力を、現在のデジタル映像技術を駆使してアップデートする『新劇場版』シリーズ4部作の完結編となる。(編集部・入倉功一)