「世界の終わりの天文台」映画化、フェリシティ・ジョーンズが出演
映画『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた女優フェリシティ・ジョーンズが、作家リリー・ブルックス=ダルトンのSF小説「世界の終わりの天文台」の映画化作品(タイトル未定)に出演するとDeadlineなどが報じた。
本作はジョージ・クルーニーが長年のパートナー、グラント・ヘスロヴと立ち上げた制作会社スモークハウス・ピクチャーズを通して、アノニマス・コンテント、シンディケイト・エンターテインメントと共同製作する予定。脚色は『レヴェナント:蘇えりし者』のマーク・L・スミスが担当する。
原作は、人類終末の危機が迫った世界を舞台に、最後の撤収便に乗らず、北極圏の天文台に残ることを選んだ孤独な老学者オーガスティンと、帰還途中だった木星探査船の乗組員サリーのそれぞれのストーリーが展開する。オーガスティンは取り残された見知らぬ幼い少女とふたりきりの奇妙な同居生活を始め、一方サリーは、地球からの通信が途絶えて不安に駆られながらも、仲間たちと航行を続けていく。
クルーニーがオーガスティンを演じることがすでに決定しているが、今のところ、ジョーンズの役は未定のようだ。撮影は10月から行われる予定。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)