今夜、アニメ『ライオン・キング』放送!見どころをおさらい
ディズニーの名作アニメーション映画『ライオン・キング』(1994)が本日19日よる9時よりフジテレビ系にて放送される。“超実写版”が8月9日に公開を控えるなか、アニメ版の注目ポイントを復習したい。(編集部・大内啓輔)
まさにキング・オブ・エンターテイメント!
1994年に公開され、世代や国境を超えて世界中の人々に親しまれてきた『ライオン・キング』。「サークル・オブ・ライフ=自然界の命は大きな環で繋がっている」という壮大なテーマが描かれ、ディズニー・アニメーションとしては史上No.1の全世界観客動員数を誇る。現在では、全世界の興行収入では『アナと雪の女王』『トイ・ストーリー3』に次いで、史上3番目となる。その後は、続編やスピンオフ、そして3D版なども公開されるなど、さまざまな形で愛されてきた。
また、映画だけでなく、1997年より始まったミュージカル版「ライオン・キング」は全世界での興行収入でトップの座につく。演劇や映画、コンサートなどを含めた興行作品としての収入は史上最高額となる累計62億ドル(約6,700億円)の記録を持ち、演劇界最高の栄誉とうたわれる世界最大の演劇賞・トニー賞で最優秀ミュージカル賞のほか、最優秀演出賞、振付賞、装置デザイン賞、照明デザイン賞、衣裳デザイン賞の計6部門を受賞。1998年よりロングラン上演を重ねる劇団四季の「ライオンキング」は日本での演劇史上No.1の観客動員数を誇る。
『ライオン・キング』の物語は?
プライドランドを治める王のムファサ。その息子であるシンバに、自然界の命は大きな輪でつながっていること、歴代の王たちが空の星から見守ってくれていることを語り聞かせる。ところが、シンバはムファサの弟・スカーの策略により、王国を追放されてしまう。しかし、イボイノシシのプンバァやミーアキャットのティモンたちと出会い、成長していくシンバ。やがて自分の使命に目覚め、スカーとの対決を迎える……。
心震わす楽曲の数々!
『ライオン・キング』といえば、劇中で流れる名曲の数々も忘れがたい。『パイレーツ・オブ・カリビアン』『ダークナイト』など、長きにわたり数々の映画音楽を手掛けてきたハンス・ジマーと、エルトン・ジョンとティム・ライスのコンビによる楽曲の数々は、多くのファンの心を震わせた。劇中の楽曲が収録されたサウンドトラックは、全世界での売上がアニメーション史上1位という偉業を成し遂げている。
「サークル・オブ・ライフ」「王様になるのが待ちきれない」「ハクナ・マタタ」「愛を感じて」など、ディズニー屈指の名曲が盛りだくさん。第67回アカデミー賞では、最優秀主題歌賞、最優秀作曲賞を受賞。ゴールデン・グローブ賞でも最優秀主題歌賞、ミュージカル・コメディー部門最優秀作品賞、最優秀作曲賞の3部門で受賞に至る快挙を成し遂げた。
“超実写版”って?
8月9日に公開を控える“超実写版”では、アニメーションも実写も超えた新たな表現にディズニーが挑み、映画の世界に入り込んだかのような映像体験が実現される。今や世界の歌姫となったビヨンセがナラ役、俳優や歌手、監督から脚本家までマルチに活躍が目覚ましいドナルド・グローヴァーがシンバ役で参加するなど、名曲たちがどのように生まれ変わっているのかも聴きどころとなっている。
日本語版の吹替声優として、賀来賢人(シンバ役)、江口洋介(スカー役)、佐藤二朗(プンバァ役)、お笑いコンビ・ミキの亜生(ティモン役)、門山葉子(ナラ役)、そしてアニメ版から続投するムファサ役の大和田伸也が名を連ねる。また、新たに登場するキャラクターで、スカーと手を組むハイエナたちのリーダー的存在であるシェンジの声を沢城みゆき、シェンジの仲間のハイエナ・カマリの声を加瀬康之が担う。