アントン・イェルチンさんのドキュメンタリー映画に自身の楽曲も!
映画『ターミネーター4』『スター・トレック』シリーズなどで注目され、2016年に不慮の事故で亡くなったアントン・イェルチンさんを描いたドキュメンタリー映画『ラブ、アントーシャ(原題)/ Love, Antosha』が完成し、アントンさんが作曲し、彼のパンクバンドHammerheadsが演奏した楽曲が収録されていることが明らかになった。The Hollywood Reporter ほか複数メディアが報じている。
本作は、アントンさんの日記、写真、音楽、幼少期のビデオ、そして家族、友人、仕事仲間たちへのインタビューを通して、彼の輝かしいキャリアのみならず、素顔に迫った話題作。映画では、J・J・エイブラムス監督、ジョン・チョー、ウィレム・デフォー、ニコラス・ケイジ、クリステン・スチュワートらのインタビューも含まれている。
アントンさんは、1989年に旧ソ連のレニングラード(現サンクトペテルブルク)でフィギュアスケーター一家に生まれ、生後半年で両親と共にアメリカに移住。9歳から本格的に演技を始め、『アトランティスのこころ』『チャーリー・バートレットの男子トイレ相談室』などで頭角を現し、『ターミネーター4』『スター・トレック』シリーズなどで高い評価を受けた。2016年6月19日(現地時間)ロサンゼルスの自宅で、自分の車と門に取り付けられた郵便受けの間に挟まれ、死亡しているのが発見された。あまりにも早すぎる死に、映画界は深い悲しみに包まれた。
アントンさんが作曲し、彼のパンクバンドHammerheadsが演奏した多くの楽曲を含んだサウンドトラックは、7月16日(現地時間)からデジタル配信、CD発売もされている。本作は、8月2日よりロサンゼルス、8月9日よりニューヨークで公開予定。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)