菅田将暉、戦艦大和誕生の地・呉に降臨!『アルキメデスの大戦』撮影協力に感謝
俳優の菅田将暉が、“戦艦大和誕生の地”である広島県呉市で16日に行われた主演映画『アルキメデスの大戦』(7月26日公開)の凱旋イベントに登壇。呉市では劇中の重要なシーンが撮影されており、再び同市を訪れた菅田は地元の人々の撮影協力に感謝した。
1930年代を舞台に、アメリカとの開戦を視野に入れた大日本帝国海軍で戦艦大和建造をめぐる知略・謀略が交錯するなか、天才数学者・櫂直(かいただし/菅田)が前代未聞の頭脳戦に挑むさまを『永遠の0』などの山崎貴監督が描き出す本作。
昨年の夏に呉で映画の重要なシーンを撮影した菅田。この日は、撮影に協力してくれた呉市の人々に感謝の気持ちを伝えるため再び同市を訪れ、「大和ミュージアム」で600名以上のゲストの前でトークイベントを行った。
菅田の登場に会場は大歓声に包まれるなか、「公開まであと10日というこのタイミングで“呉”でイベントをさせていただけるのは本当に“アツい”です!」と嬉しそうな菅田。「昨年の撮影で僕たちがお邪魔した時、呉の方々は本当に快く迎えて下さりました。ありがとうございました。呉で過ごした時間は素敵な想い出になりました。お好み焼きも美味しかったです。大阪人の僕がこんなこと言うのも何ですが、呉のお好み焼き、最高です!(笑)」と呉の人々に感謝した。
さらに、大和ミュージアムの戸高一成館長に改めて戦艦大和について教えてもらう対談トークも実施され、菅田は大和建造にかかった費用や主砲の威力などについての話に驚きながらも真剣な表情で耳を傾けていた。そんななか、戸高館長から「映画を観させていただき、本当に面白かったです。劇中に出てくる『戦艦大和』も非常によく出来ておりました」とお墨付きの言葉が飛び出すと、菅田が満面の笑みを浮かべる一幕もあった。
イベントの後、菅田はそのまま大和ミュージアムの戦艦大和資料展示ブースを見学することに。戸高館長の案内のもと、ゆっくりと資料を見て回った菅田は、「戦争について情報としては知っていても、遺品を実際に観てみるとやっぱり違いますね。若い世代の人たちにとって過去の戦争というものが離れていく中で、僕たちと歳の変わらない若い兵たちの遺書や手紙に触れ、少し近くに感じられたような気がします。劇中にも出てくるセリフ、『目で見て触れて、肌で感じる』ということの大切さを実感しました」と感想を語る。さらに、「戦争のことを知らない若い世代にもこの映画を観てもらい、何かのきっかけになればいいなと思います」と願いを込めていた。(編集部・吉田唯)