『天気の子』40億円突破!10回以上鑑賞したファンに新海誠監督びっくり
映画『天気の子』大ヒット御礼舞台あいさつが29日に都内で行われ、公開11日間で観客動員数300万人、興行収入40億円を突破したことが発表されると、新海誠監督は満面の笑みを浮かべ、観客に感謝の意を述べた。
本作は、『君の名は。』で国内興収250.3億円を記録した新海監督の最新作。天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年・帆高と少女・陽菜が、自らの生き方を選択していく姿が描かれる。この日のイベントには新海監督のほか、醍醐虎汰朗(帆高役)、森七菜(陽菜役)、本田翼(夏美役)、小栗旬(須賀圭介役)が登壇した。
全国映画動員ランキングで2週連続1位、7月19日の公開から11日間で興収40億円突破と、夏休みに入り勢いを増している『天気の子』。新海監督が「10回以上観た方いらっしゃいますか?」と客席に問いかけると、手を挙げるファンも。やや驚きの表情を見せつつ「本当にありがとうございます。公開から11日が経過しましたが、ようやく映画がお客さまのものになっていっているなという実感がしみ込んできました」と語ると、「Twitterなどでエゴサーチをするのですが、いろいろな意見をいただき、広がっているなと感じています」としみじみ付け加えた。
また、醍醐が「半年ぐらい魂を込めて演じた作品が、多くの人に届いていると実感できるのは幸せです」と笑顔を見せると、すでに複数回鑑賞したお客さんが多数いたことに森も「1度限りではなく、また劇場に足を運んでいただけるのが嬉しい。改めて新海監督の力はすごいなと感じました」と驚いた様子だった。
これからさらにプロモーション活動は続いていくが「もし夏休みがあるなら何をしたい?」と聞かれた新海監督は、「たぶん(夏休みは)ない気がするのですが、もしあるなら次の映画のことを考えたい。そうしないと3年後に観てもらえないので」と発言。映画への熱い思いを述べる新海監督について、“自分だけが知っている新海監督”というテーマでフリップトークが展開される一幕も。キャスト陣は「超マイナスイオン系のお父さんだ」(醍醐)、「ドSだ」(森)、「軽やかだ」(本田)、「抜群だ」(小栗)とその魅力を表現していた。(磯部正和)