窪田正孝、松田翔太と7時間飲みの真相明かす
俳優の窪田正孝が30日、新宿ピカデリーで行われた『東京喰種 トーキョーグール【S】』大ヒット御礼舞台あいさつに登壇し、SNS上での「生々しい」「ちょっとグロかった」などのリアルな感想に「うれしかった」と笑顔をみせた。この日は山本舞香のほか、急遽、松田翔太、川崎拓也監督と平牧和彦監督も駆け付けた。
石田スイの人気コミックに基づき、人間を捕食する種族・喰種(グール)とのハーフの大学生の戦いを描くアクションホラーの第2弾となる本作。主人公カネキを演じる窪田は「何度か舞台あいさつをやらせていただいて。そこでもSNSなどで素直な感想を聞かせて欲しいとお伝えしたんですが、『東京喰種 トーキョーグール【S】』って攻めた作品ですから。リアルな意見があってうれしかったですね。もちろんいい意見も喜べるのですが、『生々しい』とか『ちょっとグロかった』といった意見もあったのがうれしかった」と笑顔。
特別なにおいがするというカネキに異常な執着を見せる宿敵・月山習を演じた松田は「僕は純粋に窪田くん演じるカネキくんが好きになっただけですから。怪演とかいろいろと言われているのは、愛情表現がうまくいったのかな、という感じではありますが」と語ると、「月山は原作、アニメでもすごく飛ばしているので、実際にやったときに恥ずかしくならないように、ちゃんとリアルにいられるように、そこに気を使った感じですかね」と述懐。さらにTwitter上で「熱い恋愛映画のようだった」というコメントがあったことに話題が及ぶと、「僕(月山)に感情移入したのかな……」とウイットに富んだ返し。
今月19日、初日舞台挨拶を終えた窪田たちが銀座の焼肉店などで7時間に及ぶ打ち上げをしていた、という記事が週刊誌に掲載されたが、窪田はそれについて「撮られてしまいました」と思わず笑顔。「(記事には、お酒が飲めない窪田は)翔太さんに拘束されたと書いてあったんですけど、僕はお酒が飲めますし、拘束もされていない。みんなで『東京喰種』のことを語り合っていて。気付いたら翔太さんたちと朝の4時くらいになっていて……」と説明すると、「富士宮でアクションをずっとしていたんですけど、現場ではなかなかみんなでご飯に行くタイミングがなかった。だからやっと、ということで、しっかり語らせていただきました」と長時間に及んだ経緯を補足した。松田も「僕と飲みに行くと、拘束されるんですよね(笑)」とちゃめっ気たっぷりに笑ってみせた。
この日、キャスト陣をねぎらいたいということで、ものまねタレントのりんごちゃんがスペシャルゲストとして来場。かわいらしい見た目からは想像もつかないような太い声で、持ちネタである大友康平や武田鉄矢などのものまねを披露し、キャストたちは大爆笑。会場を大いに盛り上げた。(取材・文:壬生智裕)
『東京喰種 トーキョーグール【S】』は全国公開中