フェロモンだだ漏れ!天使の顔した連続殺人鬼を描く『永遠に僕のもの』本編映像
アルゼンチン犯罪史に残る連続殺人犯を題材にした妖しくも美しいクライム青春映画『永遠に僕のもの』から、主演を務めたロレンソ・フェロのフェロモンだだ漏れの本編映像が公開された。
スペインの巨匠ペドロ・アルモドバルがプロデュースし、2018年に本国アルゼンチンで大ヒットを記録した本作。その美しいビジュアルから「死の天使」とも呼ばれた連続殺人犯カルリートスには、これが映画デビューとなったロレンソがふんしている。欲しい物は何でも盗み、目障りな者は誰でも殺す17歳のカルリートス。新しい学校で出会った荒々しい魅力を放つラモン(チノ・ダリン)と意気投合し、二人でさまざまな犯罪に手を染めていくが、どんなに悪事を重ねても満たされない想いに気付きはじめる……。
今回公開されたのは、主人公カルリートスと、ラモンの母親アナマリアが台所で密会するシーン。上半身裸のロレンソは、アナマリア役のアルゼンチン人女優メルセデス・ラモーンが放つ“大人の艶っぽさ”にも負けないほどに妖艶だ。少年のように愛くるしくありながら、ハッとするような色気も兼ね備えたカルリートスの複雑さを、ロレンソが見事に体現していることがうかがえる。妖しく輝く美少年の破滅を描き出したのは、エッジーな映像センスが評価されているルイス・オルテガ監督。(編集部・市川遥)
映画『永遠に僕のもの』は8月16日より渋谷シネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開