山本裕典、解雇の真相…ミュージカルで再出発
俳優の山本裕典が5日、都内で行われた、韓国発ヒューマンバディミュージカル「マイ・バケットリスト Season5」制作発表に登場し、芸能界復帰や本作にかける意気込みを語った。この日は、共演のキム・キュジョン(SS501)、ドンヒョン(元BOYFRIEND)、ミヌ(元BOYFRIEND)、キム・ヨンソク(CROSS GENE)も出席した。
2017年3月に所属事務所とのマネージメント業務委託契約の内容に違反したことを理由に同事務所との契約を終了した山本は、「薬や淫行など法に触れることではなく、単純に遊びすぎました。それが事務所の社長さん的には『仕事に対して本気じゃないんじゃないか?』と(思われ、自分と)すれ違いがあって……」と当時を回顧。
さらに「Y2」名義でDJ活動もしている山本は「日本は遅れていて、クラブ=悪いイメージがあって、未成年のファンは僕のDJ姿を見に来られない。でも、舞台は誰でも見られるので、ファンに今の僕を見せられたら……と挑んでいます」と舞台に立つ理由を明かした。
また、当初は芸能界に戻るつもりはなかったものの、舞台、映画、CMのオファーが重なったことで、「背中を押されているような思い。世間は知らないですけど、僕のことを好いてくれている人たちのためだけに戻ろうと思いました」と力強く語った。
そんな山本の俳優本格復帰となる本作は、不良少年カングと余命宣告されたヘギが出会い、ヘギの死ぬまでにやりたい100個の“バケットリスト”を二人で埋めていくストーリー。昨年2月の初上演からこれまで4回にわたり、多くのキャストによって日本で上演されてきた。
カング役の山本は、オファーをもらって決めかねていたところ、シーズン4を観て感涙したことから決意を固めたそうで、「歌や踊りのハードルはあるけど。それを乗り越えてでも作品に触れられたらと思いました」とやる気満々。とはいえ、最初はミュージカルであることを知らず「歌の(シーンを観た)時点で断ろうと思っていたんですよ」とぶっちゃけ、笑いも誘っていた。
作品にちなみ、死ぬまでにやりたいことを問われると、山本は「結婚。子供大好きなので子供欲しいな。僕32歳になるので、そろそろかな」と期待を寄せると、「若くて可愛い感じの子がいいなぁ。僕、家事全般やるし、働くんで、亭主関白の部分を支えてくれる若い人がいいなぁ」と声を弾ませていた。
闇営業騒動の渦中にある雨上がり決死隊の宮迫博之に対して、“解雇の先輩”としてコメントを求められる場面もあり、山本は「僕は(自分が解雇されたときは)ショックだったし、どうしていいかわからなくて絶望でした」と述べると、「いろんな思いがあってあんなふうになっているので……僕は“静観”です」と話していた。(取材:錦怜那)
「マイ・バケットリスト Season5」は8月9日~19日、浅草花劇場にて上演