木戸邑弥、鉄拳原作「家族のはなし」主人公に親近感!
お笑い芸人・鉄拳のパラパラ漫画を岡田将生主演で実写映画化した『家族のはなし』(2018)のDVD発売&舞台「家族のはなし」上演記念トークイベントが3日、都内で行われ、舞台版で主演を務める木戸邑弥、共演する西村菜那子(NGT48)、原作者の鉄拳が出席した。
自分の進むべき道を見失った青年が、親元を離れさまざまな挫折を経て家族の温かさを再発見するさまを描く本作。昨年、映画のみならず舞台化されており、今年8月17日より東京・長野の2都市にて再上演される。
木戸は「僕が映画を観させてもらった時にはもうすでに話題になっていて、周りの反応も事前に聞いていたんですけど、いざ観ると改めてとても心温まる話だなって。僕自身も奈良出身で上京してきた身だったので、(田舎から上京する)主人公にとても親近感がわきました」と本作の印象を紹介。
西村も「わたしも自分に重なる部分が多くて、共感できる部分がたくさんありました」と木戸に同調。鉄拳はそんな2人に「去年はすばらしい舞台になっていたので、今回はよろしくお願いしますね」とプレッシャーをかけつつ、「楽しみにしています。みなさんにも見に来てほしい」と笑顔でエールをおくった。
鉄拳自身は映画版の撮影エピソードを振り返り、「映画の撮影は現場まで見に行きました。みんなが家族のように仲良く撮影していてうらやましかった」とコメント。「長野で、(撮影班は)リンゴ畑を探してはリンゴを撮影させてもらっていたんですけど、夏のシーンを2月に撮っていた。だから雪のないところを探して撮影していたのですが、(自分が行った日の)前日に大雪が降ってしまって……。これはどうするのかと思ったら、完成版はちゃんと(雪が無いよう)CGで加工されていた。今の技術すごいなって思った」と感心したとのこと。
だが、その鉄拳の撮影訪問時の様子が今回発売されるDVDの特典に収められていることには少し不満げ。鉄拳は「(訪問した時の)僕がDVDで見られるんですけど、思い切り素顔で映っていて……。なんでそこはCGにしてくれなかったんだろうって」とスタッフにチクリ。これに木戸も西村も興味津々。「見たい!」と叫んで鉄拳を困らせていた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『家族のはなし』DVDは8月21日発売、舞台「家族のはなし」は8月17日(長野・大町市文化会館大ホール)、8月21日~8月25日(東京・六行会ホール)に上演