『フィールド・オブ・ドリームス』ロケ地でヤンキースの試合開催
ケヴィン・コスナー主演の名作『フィールド・オブ・ドリームス』が撮影されたアイオワ州の小さな町、ダイアーズビルのロケ地で、2020年8月13日(現地時間)、ニューヨーク・ヤンキース対シカゴ・ホワイトソックスのレギュラー・シーズンの試合が行われることになった。メジャーリーグベースボール(MLB)が明らかにした。
同作は、ウィリアム・パトリック・キンセラの小説「シューレス・ジョー」を基に、映画『スニーカーズ』のフィル・アルデン・ロビンソンがメガホンを取った作品。アイオワ州の田舎町に住む農夫レイ・キンセラが、ある日「“それ”を作れば彼は来る」という謎の声を耳にしたことから、人々に嘲笑されながらも、トウモロコシ畑を切り開いて野球場を作り上げる中で、父と子の絆や希望を取り戻していくさまが描かれる。予算1,100万ドル(約12億1,000万円)を費やし、1989年に公開された同作は、アカデミー賞作品賞、脚色賞、作曲賞にノミネートされた。(1ドル110円計算)
撮影に際して建設された球場は、撮影後も土地の所有者によって一般公開され、無料の入場だけでなく、許可を得れば野球の試合もすることもできた。MLBによると、今月中に同球場の横に、8,000人収容の球場を新設する工事に入るとのこと。映画で使用された球場のトウモロコシ畑を抜けて、新設の球場に向かうことができるようにするようだ。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)