窪田正孝主演『初恋』全米先行公開 トロント出品も決定
窪田正孝主演、三池崇史監督の映画『初恋』の全米先行公開が決定し、併せてインターナショナル版の予告編とポスタービジュアルが公開された。全米では100館程の大規模で今年9月27日に、日本では2020年2月に公開される。
本作は、現在『Diner ダイナー』及び主演作の『東京喰種 トーキョーグール【S】』が公開中、人気絶頂の窪田がテレビドラマ「ケータイ捜査官7」(2008)で組んだ三池監督のもと、ボクサーにふんする物語。負けるはずのない相手との試合でKO負けしたことから、運命の歯車が狂いアンダーグラウンドの世界に足を踏み入れていく。ヒロイン役の新星・小西桜子をはじめ、大森南朋、染谷将太、内野聖陽、ベッキー、村上淳、塩見三省らが出演する。
本作は、今年5月に開催された第72回カンヌ国際映画祭の「監督週間」に選出。30以上の映画祭から招待を受けており、9月5日から15日にかけてカナダで開催される北米最大の映画祭「第44回トロント国際映画祭」のミッドナイト・マッドネス部門への出品も決定した。
全米配給会社 WELL GO USA ENTAERTAINMENT は、全米先行公開決定に以下のようにコメントを寄せている。「三池崇史は世界の映画監督の中で、最もエキサイティングなフィルムメーカーのひとりです。彼の新作映画『初恋』は、彼ほどのキャリアがありながら、挑戦的でとても興味深く刺激的で世界各国の観客は圧倒されることでしょう。『初恋』はチャン・イーモウ監督最新作『SHADOW/影武者』やイ・チャンドン監督最新作『バーニング 劇場版』と並んでアメリカでも話題となるでしょう」
インターナショナル版の予告編は、複数のパトカーが一台の車を追うハイウェイのシーンに始まり、リングでダウンしている葛城レオ(窪田)、車中で緊迫の表情を浮かべたレオとモニカ(小西)などが静かに映し出される。そののち、大森演じるジャパニーズマフィアが「そろそろ戦争もちけえなぁ」とつぶやいたあたりからトーンが一変。ジャパニーズマフィアたちの抗争へとなだれこみ、銃撃戦や爆発シーンも。終盤には銃を手にしたレオの姿も見られる。(編集部・石井百合子)