チェルノブイリ原発事故、爆発の瞬間…史上最悪の事態を描くドラマ冒頭映像
史上最悪といわれる大事故を米HBO局がドラマ化し、本国で圧倒的な評価を得た「チェルノブイリ」。その冒頭にあたる10分間の映像が公開された。全ての始まりとなる、旧ソ連のチェルノブイリ原子力発電所で起きた爆発事故の瞬間と、それを遠方から目撃する一般市民、そして現場にいながら何が起きたのか把握できない職員たちの姿が映し出された冒頭映像は、本作を独占放送するスターチャンネルの公式サイトで公開されている。(以下、冒頭の内容に触れています)
ドラマは、かつて事故調査にあたった科学者ヴァレリー・レガソフ(ジャレッド・ハリス)が、あの時の真実をカセットテープに録音し終え、衝撃的な運命を選択をする場面から幕を開ける。そこから時代は、1986年4月26日の事故発生時へと遡り、原子力発電所にほど近いプリピャチ市の住民が、マンションの窓からまばゆい光を放つ原発を目撃。遅れてきた衝撃にマンションが揺れ不安にかられる彼らだが、何が起きているのかわからない。そしてそれは、原発の中央制御室にいる職員たちも同じだった……。
そこからシリーズは、当時の最高権力者ゴルバチョフ書記長に現場対応を任されたソ連閣僚会議の副議長ボリス(ステラン・スカルスガルド)、事故の真相解明に奔走する核物理学者ウラナ(エミリー・ワトソン)、そしてハリスを中心に、あの時、現場で何が行われていたのかを追っていく。事態を過小評価する責任者たち、次々に放射性物質で汚染された現場へと投入されていく人員、避難を余儀なくされた市民たち、さまざまな立場から事故に向き合った人々の人間ドラマも見どころだ。
廃炉となったリトアニアの原子力発電所でロケを敢行するなど、当時の状況の再現にこだわり、緊迫の一部始終を全5話のミニシリーズとして描き出した本作は、アメリカの大手レビューサイト、Rotten Tomato において、一般ユーザーから98%の支持を獲得。テレビ界のアカデミー賞ともいえる、今年度のエミー賞でも19ノミネートを果たしており、ミニシリーズの最高峰として最多受賞も期待されている。(編集部・入倉功一)
海外ドラマ「チェルノブイリ」(全5話)はBS10スターチャンネルで放送
【STAR2 字幕版】9月25日(水)より 毎週水曜よる11:00ほか
【STAR3 吹替版】9月30日(月)より 毎週月曜よる10:00ほか
Amazon Prime Video 「スターチャンネルEX」で 9月26日(木)よりオンデマンド配信