三浦春馬、多部未華子との3度目カップル役にしみじみ「貴重な経験」
俳優の三浦春馬が21日、都内で行われた映画『アイネクライネナハトムジーク』完成披露上映会に出席し、多部未華子との3度目となるカップル役への思いを語った。上映会には、三浦、多部のほか、矢本悠馬、森絵梨佳、恒松祐里、萩原利久、貫地谷しほり、原田泰造、今泉力哉監督も登壇した。
多部未華子、三浦春馬とは“オリンピック”のような関係【イベント写真】
本作は、ベストセラー作家・伊坂幸太郎の人気小説を、恋愛群像劇の旗手である今泉監督が映画化。三浦演じる佐藤と、多部ふんする紗季を軸に、彼らを取り巻く人々の出会いや人間模様が10年に渡って展開する。
2010年公開の映画『君に届け』、2014年に放送されたドラマ「僕のいた時間」で恋人役として共演した三浦と多部。三浦は、多部が「オリンピックのような関係だよね」と話していたことを明かすと「僕が20歳だったときの映画も舞台あいさつをしたことを思い出しましたが、そのときよりは、ゆとりをもってこの場に立てているような気がするので、少しは成長できているのかなと思います」と語る。
そんな三浦に、多部も「今回の役柄は10年付き合ったカップルという設定だったのですが、これまでの関係性の安心感があったので、共演してきた時間が無駄じゃなかったと思える瞬間がありました。それが嬉しかった」と笑顔を見せると、三浦も「20歳と24歳の自分を知ってくれている女優さんに、今回、いい芝居を届けられるのだろうかという緊張感がありました。でもこの緊張感はすごく良いもので、貴重な経験でした」としみじみ。
「出会い」がテーマの本作。印象に残っている出会いについてキャストたちに質問が及ぶと、原田は「僕はネプチューンですね」と即答。続けて「(名倉)潤ちゃんも、(堀内)健も長い付き合いですが、出会ったときから関係性がまったく変わらない。すごくいい縁だと思う」としみじみ語ると、貫地谷は「いまのチーフマネージャーにスカウトされてこの世界に入ったのですが、その人に会っていなければ、いまも夢を見つけられずに仕事をしていたかもわからない」と出会いに感謝していた。(磯部正和)
映画『アイネクライネナハトムジーク』は9月20日より全国公開