樹木さん最後の日々を追うドキュメンタリー映画『“樹木希林”を生きる』10月公開
唯一無二の女優・樹木希林さんが亡くなって、9月15日で1年を迎える。命日を前に、ドキュメンタリー映画『“樹木希林”を生きる』の公開が決まった。
『“樹木希林”を生きる』は、樹木さんに長期密着取材し大反響を呼んだドキュメンタリー番組に、未公開映像を加えて再編集したドキュメンタリー映画。役者として生きた57年。「4本の映画に密着すれば何とかなるわよ」と、初めて1年間の長期密着取材が許された。
ルールは一人で取材すること。予告編も公開され、「せっかくできたシワだから もったいない」など、密着中の言動からは、樹木さんの考え方や生きざまを感じることができる。人生なりゆきと語りながらも、独自のスタイルを持っていた樹木さんから、生きるヒントを与えてもらえるような気さえする。
秘蔵映像でつづられる同作には、あふれるユーモアや家族との関係、周囲への気配り、映画や役に向き合うさま、日々の暮らしを大切にしながら丁寧に生きる様子など、さまざまな樹木さんの姿が詰まっている。
語り・撮影・監督は木寺一孝。樹木さんの最後の日々を追う『“樹木希林”を生きる』は、10月4日からシネスイッチ銀座ほかで全国公開される。(編集部・小松芙未)