金ロー『天空の城ラピュタ』のジブリ飯まとめ
スタジオジブリ作品『天空の城ラピュタ』が30日よる9時より「金曜ロードSHOW!」(日本テレビ系)でノーカット放送される。滅びの呪文「バルス」が放送の度に話題になる本作だが、ここでは美味しそうな“ジブリ飯”による飯テロに事前に備えるため、劇中に登場する食べ物について紹介する。
1986年に公開された宮崎駿監督による長編アニメーション『天空の城ラピュタ』は、空から落ちてきた少女シータと大空に出る夢を持つ少年パズーの出会いから巻き起こる冒険活劇。「男ならゲンコツで通れ」「見ろ! 人がゴミのようだ!」をはじめとする名言も高い人気を誇っている。
そんな作品でまず発生する飯テロが、パズーがおじさんに2つ入れてもらう肉だんご。パズーがシータと出会う前に出てくるこの肉だんごは視聴者への飯テロに配慮したのか親方が持ち去ってしまい、特に食べるシーンは描かれない。
目玉焼きのせパンは簡単につくれそうでありながら魅力は抜群で、シータの「パズーのかばんって魔法のかばんみたいね」のセリフも納得。ドーラたちが勝手にパズーの家にあがって食べていたハムとロブスター他盛り合わせは、ドーラの豪快な食べ方をふくめ見逃せない。
『天空の城ラピュタ』最大の飯テロは、タイガーモス号のキッチンでシータが大鍋を使って作ったシチューだろう。新入りのパズーがほかの乗組員たちとともにご飯を食べ、全員が一緒にシータにおかわりをお願いする。
2017年に三鷹の森ジブリ美術館で開催された企画展示「食べるを描く。」のマスコミ向け内覧会で宮崎吾朗監督は「(ジブリはご飯を)『アニメーションの技術』によって美味しそうに見せている。食べ物をどう線と色で表現するか。それをどう食べさせるか。最終的にはどういうシチュエーションで、どういう文脈の中で食べさせるのかという全部があわさってみなさんの記憶に残る」と“ジブリ飯”について語っていた。空腹に注意しつつ『天空の城ラピュタ』を味わいたい。(編集部・海江田宗)