『キングスマン』タロン・エジャトン、失恋したパンダ役
『キングスマン』シリーズでおなじみの俳優タロン・エジャトンが、新作VR映画『グリンプス(原題) / Glimpse』で失恋したパンダ役を務めることが明らかになった。同作を手掛けるVRスタジオ Mr Kite が発表した。
『グリンプス(原題)』は、アニメーションで描かれるインタラクティブなVR映画。ガールフレンドの鹿と別れたばかりで、傷ついたパンダ・ハービーの心を描く。ハービーはイラストレーターであり、観客は彼のアート作品を通して、二人の関係の胸が張り裂けるような“終わり”から美しかった“始まり”までを体験することになる。かなりエモーショナルな作品となるようだ。
ガールフレンドの鹿の声は『ボヘミアン・ラプソディ』のメアリー役で知られる女優ルーシー・ボーイントンが担当し、彼女にはミュージカルナンバーもあるという。タロンは歌手エルトン・ジョンの伝記ミュージカル映画『ロケットマン』(公開中)に主演しており、音楽映画で活躍したばかりの二人の夢の共演となる。短編実写映画『スタッタラー(原題) / Stutterer』でオスカーに輝いたベンジャミン・クリアリーと、セガや任天堂などのゲームを手掛けてきたマイケル・オコナーが共に監督と脚本を務め、まもなく開幕を迎える第76回ベネチア国際映画祭のVR部門で一部お披露目される予定だ。
ちなみに今回パンダ役を務めることになったタロンだが、アニメーション映画『SING/シング』ではゴリラ役を務めた経験があり、2021年7月2日に全米公開される続編でも再びゴリラになる。(編集部・市川遥)