森山未來、日本・カザフスタン合作映画で全編カザフ語に挑戦
ダンサー、俳優の森山未來が、日本・カザフスタン合作『オルジャスの白い馬』(2020年1月18日公開)で主演を務める。森山はカザフスタン人の設定で全編カザフ語に挑戦。2018年カンヌ国際映画祭最優秀主演女優賞に輝いたサマル・エスリャーモヴァが森山とダブル主演を務め、橋本環奈主演のR15+作品『シグナル100』(2020年1月24日公開)も話題の竹葉リサが、カザフスタン人監督エルラン・ヌルムハンベトフと共同でメガホンをとる。
本作は、カザフスタンの草原を舞台に、突然父を亡くした少年オルジャス(マディ・メナイダロフ)と、彼の前に現れた男カイラートとの触れ合いを描くヒューマンドラマ。大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺(ばなし)~」の落語家・美濃部孝蔵役も話題の森山が、少年に乗馬の仕方や仕事を教え絆をはぐくむ寡黙で不器用なカイラートに。少年の母アイグリに、サマル・エスリャーモヴァがふんする。
撮影は2018年10月から約1か月にわたってカザフスタンで行われ、森山は日本人技術スタッフを伴わず現地入りし、制作スタイルや映画産業のシステムが日本とは全く異なるカザフスタン人スタッフたちとの共同作業に臨んだ。ベルリン国際映画祭で受賞歴のある撮影監督アジズ・ジャンバキエフが映した、カザフスタンの雄大な自然の美しさも見ものだ。
初公開となる場面写真では、カイラートが待合所でオルジャス少年と交流する場面や、短銃を片手に草原で馬を駆る姿、オルジャスの母と共に笑顔を見せる姿などが切り取られている。(編集部・石井百合子)
映画『オルジャスの白い馬』は2020年1月18日より新宿シネマカリテほか全国公開