吉岡里帆の顔にナイフ…『見えない目撃者』衝撃カット!
映画『見えない目撃者』より、視力を失った元警察官を演じる吉岡里帆が顔にナイフを突きつけられるシーンを捉えた、衝撃の場面カットなどが公開された。
本作で吉岡が演じるのは、警察学校卒業式の夜、自らの過失で弟を事故死させ、視力も失ってしまった浜中なつめ。ある日、自動車の接触事故に遭遇したなつめは、車中から聞こえた助けを求める少女の声から誘拐事件の可能性があると考え、事故現場にいた国崎春馬(高杉真宙)を探し出して事件解明のために奮闘する。
公開された場面カットは、目が見えないことのハンディキャップに臆することなく真正面から猟奇殺人犯と対峙していくなつめを演じる、吉岡の鬼気迫る演技を切り取ったもの。後ろからナイフを突きつけられた一枚や、電車のなかで見えない敵によって身の危険を覚えながらも、盲導犬のパルの助けも借りて強い意志を保つ主人公の姿を確認することができる。
今回、本格的なスリラー映画に挑んだ吉岡は、盲目の元警察官という役どころを演じるにあたり、女性警察官や視覚障害者、盲導犬トレーナーに話を聞くなどリサーチを重ねたほか、射撃練習やアクショントレーニングといった実戦訓練も行いながら役づくりをしたという。「今まで演じてきた人物の中でも群を抜いて難しい役でした」と振り返る吉岡。本作で新たな一面を開花させている。
本作の監督を務めたのは、『重力ピエロ』や『リトル・フォレスト』2部作などの森淳一。脚本を森ととともに映画『るろうに剣心』『ミュージアム』などの藤井清美が手掛けた。共演者として、高杉のほかに大倉孝二、浅香航大、酒向芳、國村隼、田口トモロヲらが脇を固める。(編集部・大内啓輔)
映画『見えない目撃者』は9月20日公開