菅田将暉、R15+問題作で熱演!緊迫のオフショット公開
『さよなら渓谷』『日日是好日』などの大森立嗣監督のオリジナル脚本によるR15+作品『タロウのバカ』(9月6日公開)に出演する菅田将暉のオフショットが公開。天才数学者にふんした『アルキメデスの大戦』から一転して、ドロップアウトしていく暴力的なキャラクターを熱演する菅田の張りつめた表情が切り取られている。
本作は、戸籍がなく学校に通ったこともない少年タロウ(YOSHI)とその仲間である高校生のエージ(菅田)、スギオ(仲野太賀)が、一丁の拳銃を手に入れたことから鬱屈していた怒りや不安を爆発させていくさまを、過激なバイオレンス描写を交えて活写する青春映画。菅田演じるエージは、ある悩みから自暴自棄になり、そんな自身をコントロールできなくなっていく。
公開されたオフショットは、エージが意を決してある人物を襲撃するシーンを撮影したときのもの。顔中あざだらけのメイクを施した菅田と、大森監督が待機する様子が捉えられてる。大森監督と組んだ前作『セトウツミ』でも高校生を演じていた菅田だが、本作では180度異なるイメージに挑戦。菅田は、「僕の中でこの映画の目標は、3人に一瞬でも青春があれば、ということだけだった。いきりたって駆けだすような感覚を、どこかで3人がガッとなるような瞬間を作れればなって」とコメントしている。
16歳にして本作で鮮烈なスクリーンデビューを果たした新星・YOSHI、菅田が初監督を務めたショートフィルムの主演を務めるなどかねてから親交の深い仲野と、濃密なアンサンブルを披露する。(編集部・石井百合子)