菅野美穂、ハリウッド実写映画の吹き替え初挑戦

　女優の菅野美穂が、ウィル・スミス主演映画『ジェミニマン』（10月25日全国公開）の日本語吹き替え版声優に決定。菅野は、ディズニーのアニメーション映画『ベイマックス』（2014）で吹き替え声優を務めており、ハリウッド実写映画の吹き替えはこれが初となる。

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　本作は、伝説の暗殺者ヘンリー（ウィル）が、自身の若い頃の姿をしたクローンに襲撃されたことで、政府の巨大な陰謀に巻き込まれていくさまを描いたアクション。主演のウィルは、主人公ヘンリーとそのクローンの一人二役に挑戦しており、日本語吹き替え版では、江原正士がヘンリーに、山寺宏一がヘンリーのクローンに声を当てる。

　菅野が声を担当するのは、メアリー・エリザベス・ウィンステッドふんするヒロイン・ダニー。主人公ヘンリーの監視役として潜入捜査にあたっており、次第に自らも命を狙われ、ヘンリーと共に秘密機関の陰謀に立ち向かうという役どころである。キャラクターについて、菅野は「人を緊張させない彼女独特の包容力が魅力だと思いました。人を油断させるような、敵も味方もつい油断してしまうような包容力があって。いわゆるアクション映画のヒロインで、分かりやすい女性らしさということではなく、内側にある安心感が魅力だと思います」とコメント。

　また、初挑戦となったハリウッド実写映画の吹き替えについて「演技で何かをするというよりは、出来上がっている素晴らしいものがあるので、それをどうやったら伝えられるかな、と。（声優は）そういう役割だと思ったので、より分かりやすく伝えるにあたってのお手伝いみたいな演技というところで、普段とは違う演技で緊張もしましたし、新鮮な気持ちでやらせて頂きました」と振り返っている。（編集部・倉本拓弥）