草なぎ剛、台風被害の千葉にメッセージ「心を強く持って」
俳優の草なぎ剛が14日、都内で行われた映画『台風家族』の全国89館生中継舞台あいさつ付上映イベントに登場。9月5日に発生した台風15号により、停電や断水など甚大な被害をこうむっている千葉県民にお見舞いの言葉を投げかけた。この日は、MEGUMI、甲田まひる、藤竜也、市井昌秀監督も来場した。
本作は、銀行強盗を起こして失踪した両親の財産分与のため、仮想葬儀に集まった鈴木家きょうだいたちが巻き起こす騒動を、ブラックユーモアを交えて描いた家族の物語。次男・京介役の新井浩文が今年2月に逮捕・起訴されたことで公開が延期となっていたが、再編集を行うことなく3週間限定(今月26日まで)で上映されている。
96館から上映がスタートした本作だが、本日から97館に増え、この日の模様はその中の88館に生中継。大歓声に迎えられ、客席からファンとハイタッチしながら登壇した草なぎは、中継カメラに向かって「観てますか~? アイラブ剛、アイラブ『台風家族』、満々満足! 僕満足! 満員御礼、大満足! 最初から空回り」と自虐を絡めながら陽気にあいさつ。
一方で、客席に向き直ると、「『台風家族』ということで、先にお話しをしたい」と切り出し、「千葉の方がすごく大変なことになっていまして、今もなお大変な生活をされている方がたくさんいらっしゃると思いますが、心を強く持ってもらいたい。『台風家族』のスタッフ・キャスト一同、心よりお見舞い申し上げます」と伝え、全員で深々と頭を下げた。
その後は「今日は緊張しているな」とはにかみながらも、「すごく(本作に)注目していただいてありがとうございます。これを機にまた、わたくし頑張っていきます」と意気込み、いつも通り軽快なトークで観客を楽しませる。また、キャストで考えてほしい「鈴木家の裏設定」をSNSで募集したところ、応募者の中に「なぎさん」の名前を見つけ「おー! なぎさん。わたし、なぎ。『凪待ち』!」と自分の苗字と一緒であることに笑顔を見せるとともに、香取慎吾の主演映画タイトルも差し込んでみせ、会場の笑いを誘っていた。(取材:錦怜那)
映画『台風家族』は全国公開中