バービー人形の生みの親ルース・ハンドラーさんの伝記映画が製作へ
バービー人形のクリエイター、ルース・ハンドラーさんを題材にした映画の製作が始動していると The Hollywood Reporter などが報じた。
今のところキャストや監督などは決定していないが、トム・ハンクスの妻で女優のリタ・ウィルソンと、映画『フロントランナー』『チャイルド・プレイ』を手掛けたブロン・スタジオズが制作する予定で、ルースさんの回顧録「Dream Doll: The Ruth Handler Story」を基に、『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー賞にノミネートされたメリッサ・ウォーラックが脚色することになっている。
バービー人形は、米玩具会社マテルの創業者の一人であるルースさんが、家族でヨーロッパを旅行中にスイスで見かけたセクシードール・リリを娘に購入したことから着想を得て、デザイナーのジャック・ライアンと共に開発した人形。初期のバービー人形は、繊維産業が盛んで、人件費がアメリカよりも安かった日本で製造されていた。
ちなみにルースさんは、フォーチュン誌が毎年行う全米のトップ企業500社を総収入でランク付けする「フォーチュン500」で、女性経営者として初めて同誌に載った人物となった。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)