テレンス・ハワードがハリウッド殿堂入り
テレビシリーズ「Empire 成功の代償」のテレンス・ハワードが、ハリウッド殿堂入りを果たすことが同式典を主催する Hollywood Chamber of Commerce の公式サイトによって明らかになった。
式典は、9月24日午前11時半(米西海岸時間)ハリウッド・ブルバードのハリウッド/バイン駅付近で開催。ゲストスピーカーとして、映画『ガールズ・トリップ』(日本未公開)のマルコム・D・リー監督、『マン・ダウン 戦士の約束』のディート・モンティエルらが参加する。
1969年にイリノイ州のシカゴで、アフリカ系アメリカ人と白人の血を引く両親の間に生まれたテレンスは、少年時代をオハイオ州クリーブランドで過ごした。幼い頃に父親から虐待を受け、父親が殺人を犯して両親は離婚。舞台女優として活躍する曾祖母、ミニー・ジェントリーのもとで育てられ、演技に興味を持つようになった。その後、大学で化学の分野に進む予定だったが、オーディションで合格した「コスビー・ショー」への出演を機に、本格的に俳優の仕事を始め、『陽のあたる教室』で長編映画デビュー。映画『Ray/レイ』『クラッシュ』などに出演し、『ハッスル&フロウ』ではアカデミー賞とゴールデン・グローブ賞にノミネート。アメリカで大ヒットしたテレビシリーズ「Empire 成功の代償」でも高い評価を受けた。私生活では3人の女性と4度の結婚(最初の妻ローリー・マッコマスとは2度結婚している)をし、妻への暴力沙汰で逮捕された過去もある。
テレンスは、テレビ部門で2,674番目の受賞者となる。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)