オダギリ&麻生、吉岡里帆の神対応に感激 撮影現場での愛称は「オカちゃん」
「時効警察」12年ぶりの続編で再タッグを組むオダギリジョーと麻生久美子が24日、シリーズ初のスペシャルドラマとなる「時効警察・復活スペシャル」(9月29日、夜9時~テレビ朝日系)完成披露試写会に出席。新メンバーの吉岡里帆が深夜に及んだドラマ撮影で見せた心遣いを絶賛した。イベントには、磯村勇斗も参加した。
「時効警察・復活スペシャル」は、2006年放送の「時効警察」、翌年放送の続編「帰ってきた時効警察」に続く12年ぶりのシリーズ最新作「時効警察はじめました」に先駆けて放送。出向先のアメリカFBIから、総武警察署・時効管理課に戻ってきた霧山修一朗(オダギリ)が、9年前に時効になった「浦島ガソリンスタンド火災事件」に興味を持ち、交通課の三日月しずか(麻生)や、新人刑事の彩雲真空(あやくも・まそら/吉岡)らを巻き込んで事件解決に挑む。
やや緊張気味の新メンバーである吉岡や磯村をよそに、会場に登場するなり、互いに発言に突っ込み合うなど息のあったコンビネーションを見せるオダギリと麻生。そんな二人が「オカちゃん」と呼ぶのが吉岡だ。久々に出演した作品の感想を求められたオダギリは「面白かったですよ。でも自分が出ている作品なので(客観的には)わからない」と述べると、隣の吉岡を見て「オカちゃんどう?」と話を振る。
会場が一瞬「なに?」という雰囲気になるとオダギリは「柳葉(敏郎)さんがギバさんだから、吉岡さんはオカちゃんだなってことになった」と現場で吉岡が「オカちゃん」と呼ばれていることを明かすと、麻生も「オカちゃんすごくよかったよね。(吉岡演じる彩雲は)かわいく演じることもできるなか、結構デキる役なので、声も低めで男っぽく作っていた。個人的にもすごくよかった」と絶賛する。
吉岡は「柳葉さんにめちゃめちゃ感謝です」と返しつつも、表情は緊張気味。「わたしの話よりも、オダギリさんや麻生さんの話を聞きたいですよね……?」と促すが、オダギリと麻生は吉岡をイジり倒す一方。タジタジになっていた吉岡だったが「お二人が楽しい雰囲気を作ってくださるので、リラックスして現場にいられました」と感謝を述べた。
恥ずかしかる吉岡に追い打ちをかけるように、オダギリは「本当にオカちゃんはいい子なんですよ」と切り出すと、「ある回の撮影で、深夜4時近くまで時間がかかって、すごく疲れていたんです。そのとき監督から『大笑いして』と言われたのですが、僕は嘘がつけないので『厳しいです』って話をしたんです。そうしたら、吉岡さんが台本にも何もないのに、そっと僕の前に来て変顔をしてくれたんです」と裏話を披露。麻生も「変顔したあと、同時に顔が真っ赤になって……あまりにもいい子なのでオダギリさんの代わりにわたしが抱きしめちゃいました」とほっこりするエピソードを語った。
会場が温かい雰囲気に包まれるなか、その変顔を「やってみようか」と促すオダギリと麻生。吉岡は照れつつも堂々と変顔を披露し、オダギリや麻生をさらに感激させていた。(磯部正和)
「時効警察はじめました」は10月11日より毎週金曜夜11:15~深夜0:15、テレビ朝日系で放送(※一部地域を除く)