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『スター・ウォーズ』エイブラムス監督、パルパティーンなしでは終われない EP9で重要な役割

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』公開まで約2か月! J・J・エイブラムス監督
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』公開まで約2か月! J・J・エイブラムス監督

 映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』でメガホンを取ったJ・J・エイブラムス監督が、壮大なサーガの9作目となる完結編への思いと共に、ファンに衝撃を与えたパルパティーンの復活について語った。

【動画】パルパティーンの笑い声が響く『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』特報

 今後も新シリーズが目白押しの『スター・ウォーズ』だが、『スター・ウォーズ エピソードIV / 新たなる希望』(1977)の公開からはじまった、スカイウォーカー家の物語は本作で終了する。エピソード7にあたる『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2017)も手掛けたエイブラムス監督は「ジョージ・ルーカスは、いつも3つの三部作の話をしていた。これがその最後。7はその終わりの始まりだった」と語る。「僕はずっと、そう理解していたんだけど、スタジオの認識は違ったみたいなんだよね。それでもすぐ納得してくれた。そのことにとても感謝している」

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 そんな本作では、銀河の支配をもくろむ悪役パルパティーンが復活。『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』(1983)で倒されたはずだった彼の復活が、エピソード9の特報で示唆されると、ファンの間には衝撃が走った。エイブラムス監督は、スカイウォーカー家の物語を終わらせるうえで彼の存在は「重要だった。いや、不可避だったね。パルパティーンは、自らの失敗から学んでいる。だから今回は、もっと恐ろしい存在になっている」と明かす。

 「エピソード7をやり始めた時、それがエピソード1から6の続きであることを強く意識していた。新しいキャラクターの物語が展開するけれど、僕らがこれまで映画で観てきた出来事は、彼らの歴史なんだ。エピソード7で(主人公の)レイは、ルーク・スカイウォーカーの名前を聞いたことはあるけど、本当に存在することも知らないよね? エピソード9もその続きだ。スカイウォーカー・サーガのテーマ、キャラクター、家族がまた出てくる。パルパティーンも。彼らはどうやってそれに挑むのか? 観客のみんなが満足してくれることを願うよ」。

 また「観客は前の映画を観直しておく必要はない。そうしてくれるのは素敵だけどね」とも。「僕らはこのストーリーに、できるだけ人間的視点からアプローチした。このシリーズは、いったい何を語ろうとしているのだろうか? という方向からね。エピソード1から物語はそこに向かって進んできている。この完結編には、そこまでのことがすべて盛り込まれているよ。とは言っても、さっき言ったように、それまでの映画を全部観ていなくても、この映画には共感できる。少なくとも、僕はそう望んでいる」

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 同時に「独立した1本の映画として完成させなければならないのと同時に、9本にわたる映画の完結編でもある。それはなかなか難しいことではあるよ」と課せられたプレッシャーを明かしたエイブラムス監督だが、幼少期から愛するシリーズを終わらせる大役を担う喜びは大きかったようだ。「ジョージ・ルーカスが作り上げたこのシリーズに、終わりを与えられることを本当に光栄に思っている。あの映画は、子供の頃の僕に多大な影響を与えた。その後もずっとね。だからとても感謝しているよ」。

 インタビューの時点で映画は編集の真っ最中。それでもエイブラムス監督は、まだまだ続く戦いへの疲れを見せず「明日はまた編集室に戻るし、闘いはまだ続くんだけど、良い感触はある。トンネルの向こうに光が見えるとも感じている。自分たちが向かっている方向に、希望を感じているよ」と語った。(編集部・入倉功一)

映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は12月20日より全国公開

映画『スター・ウォーズ/ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー』(原題)特報 » 動画の詳細
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