竹財輝之助主演「東京男子図鑑」日中共同で制作 中国ほかアジア全域で先行配信
2016年に配信された水川あさみ主演「東京女子図鑑」(Amazon プライム・ビデオ)の男子版とも言えるドラマ「東京男子図鑑」が、日中共同プロジェクトとして制作されることが決定した。「東京カレンダー」WEB版の人気連載コラムに基づくストーリーで、主演はドラマ「仮面ライダー剣(ブレイド)」「ポルノグラファー」などの竹財輝之助。市川由衣がその恋人にふんする。アジア地域では今冬先行配信予定、日本では2020年にカンテレで放送予定。
「東京女子図鑑」のアジアでの反響を受け、「東京女子図鑑」の制作チームと中国配信プラットフォーム・bilibili(ビリビリ)が共同で制作する本作。大学入学を機に上京した主人公・翔太が、東京を舞台に、金と仕事と女に奮闘しながらサバイブしていく。竹財が、東京にいる意味を探し続ける翔太の大学生から40代までの20年間を演じ分け、市川が彼の職場の後輩で、やがて恋仲になる瑠璃子にふんする。その他出演者に落合モトキ、水間ロン、牧田哲也、花影香音、愛加あゆ、鎌滝えり、早織、田中シェン、瀧川英次、森岡龍、山中崇ら。
主演の竹財は、「この物語は東京に惹かれ、東京に翻弄され、東京と生きていく“"軽い”男の物語です。翔太の第一印象は『何でも持ってるけど何にも持ってない男』でした。あくまで僕個人の意見ですが、東京というところに感じた印象と同じです。何でもあるけど何にもない。常に空虚というか虚無感を感じるというか。翔太にもそれを感じていて、彼の言葉は裏腹な事が多く、本心がなかなか見えませんが、深読みしてくださると嬉しいです(笑)」とコメントを寄せている。
監督は、映画『マザーウォーター』(2010)やドラマ「デザイナー 渋井直人の休日」(2019・1月クール)などの松本佳奈。オープニング及びエンディング曲を、女性アーティスト・ちゃんみなが担当する。
2016年配信の「東京女子図鑑」は、『百万円と苦虫女』などのタナダユキが監督を務め、人にうらやましがられる人生を手に入れようとする野心家の主人公・綾(水川)が上京し、恋に仕事に奮闘するさまが描かれた。阿部力、森崎ウィン、眞島秀和、大倉孝二ら恋人たち、夫にふんした俳優陣も話題となり、中国では「北京女子図鑑」「上海女子図鑑」としてリメイクされた。(編集部・石井百合子)
「東京男子図鑑」は今冬アジア地域(中国(台湾・香港・マカオ含む)他)先行配信、2020年日本放送・配信予定