のん『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』前作で描かれなかったシーンも…新映像が公開
のんがヒロインの声優を務める『この世界の片隅に』(2016)に約30分の新エピソードが追加されたアニメーション映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』(12月20日公開)の予告編が完成し、アフレコ映像も初公開された。
予告編は、主人公・すず(声:のん)と遊郭で働くリン(声:岩井七世)を中心に展開。二人のこころの交流が描かれ、前作では触れられなかったすずの夫・周作をめぐるすずとリンの関係性が垣間見えるシーンも登場する。
また、すず役・のんとリン役・岩井のインタビューとアフレコの様子が収められた映像も初公開となった。3年ぶりにすずを演じたのんは、「時を経て、同じ役に挑むことは初めての経験だったので緊張しました」と心境を明かしながら、「今までのすずさんと違った一面もあるので、面白かったです」と充実の表情。
岩井は「このような形でまた映画館で上映されるということで、本当に最良の形だと思いますし、台本と絵コンテが送られてきたときは、“やっとだ”という思いから涙が出ました」と感慨深げに語った。そして、二人のアフレコ風景は、そこにすずとリンがいるような空気を感じ取れる貴重なメイキング映像となっている。(編集部・小松芙未)