「まだ結婚できない男」懐かしの顔も!13年ぶり続編に小ネタ満載
カンテレ/フジテレビ系で今夜21時に第2話が放送される連続ドラマ「まだ結婚できない男」(毎週火曜・午後9時~)。阿部寛主演で2006年に放送された人気ドラマの続編として先週からスタートし、第1話から阿部ふんする主人公・桑野信介の13年前と変わらない変人ぶりも話題だが、懐かしのサブキャラクターが意外なところで顔を見せるなど、前作ファンを喜ばせる小ネタも充実している。(以下、ドラマの内容にふれています)
「まだ結婚できない男」は、腕は一流だが、偏屈で独善的で皮肉屋の建築家・桑野信介の独身生活が、女性たちとの出会いをきっかけに、恋愛や結婚を意識していくさまを描いたコメディードラマ。桑野のアシスタントだった村上英治(塚本高史)、桑野の母・桑野育代(草笛光子)、桑野の妹・中川圭子(三浦理恵子)、桑野の義兄・中川良雄(尾美としのり)、大工の棟梁(不破万作)など、前作メンバーの続投にもファンから喜びの声が上がっている。
前作では、桑野が仕事帰りに立ち寄るコンビニの女性店員やレンタルビデオ屋のバイト青年など、主要キャスト以外のサブキャラクターも印象的だったが、さすがに13年が経ち、コンビニ店員は別の女性に。レンタルビデオ店もなくなってしまったようだ。
しかし、第1話で桑野が立ち寄るペットショップの店長をよく見ると、おなじみの顔が。この店長を演じているのは、前作で桑野が立ち寄るビデオ屋の店員を演じていた西尾浩行。にこやかに接客する姿と、無表情で髪を突っ立てたパンク青年のギャップが実にユニークだ。また、このペットショップには、前作で桑野の隣人だったみちるが飼っていた“ケンちゃん”を思い出させるパグ犬が。ちなみに、このパグ犬の本名は田中太郎くん。劇中ではどんな名前で呼ばれることになるのか。桑野との交流を期待させる。
前作で桑野と英治が更新をチェックしていたキザな建築家・金田裕之のサイトは登場しないようだが、第1話で桑野宛に届いている小包の宛名をよく見ると、そこには金田の名前が。前作で知り合った桑野との親交は続いているようで、Twitterでは、これに気づいたファンから、喜びの声が上がっていた。今後も金田の名前が出てくるのかも、楽しみのひとつになりそう。
クラシック鑑賞中の桑野の指揮や棟梁とのケンカもそのままだが、前作ではロイヤルミルクティーしか注文しなかった桑野がコーヒーを飲んでいる。しかし、あまりに細かすぎる豆の違いを店員に尋ねるなど、面倒くささは相変わらず。コンビニで購入していた牛乳は健康を意識したのか豆乳になっている。
弁護士のまどか(吉田羊)、隣人の早紀(深川麻衣)、カフェ店長の有希江(稲森いずみ)ら新たな女性陣が登場し、再び桑野のおひとりさま生活が変化していく「まだ結婚できない男」。第2話では、英治が桑野のプロフィールで秘かに登録していた婚活アプリをきっかけに、桑野がヨガインストラクターの女性と会うことに。変わらぬ面々との交流だけでなく、「人生100年時代」に50代を迎えた桑野の変化にも注目したい。(編集部・入倉功一)