『市民ケーン』脚本家の伝記映画にアマンダ・セイフライド、リリー・コリンズら出演
映画『ソーシャル・ネットワーク』などのデヴィッド・フィンチャー監督がメガホンを取る、名作『市民ケーン』の脚本家ハーマン・J・マンキウィッツを描く伝記映画『マンク(原題) / Mank』に、アマンダ・セイフライド、リリー・コリンズ、トム・バークなどが出演するとColliderなど複数メディアが報じた。
本作はフィンチャー監督が長年温めてきた作品で、過去に新聞社で働いていたフィンチャー監督の父親、ジャック・フィンチャーが執筆した脚本をもとに映画化する予定。新聞社で働いていたマンキウィッツが脚本家となり、オーソン・ウェルズとタッグを組んで『市民ケーン』を描いた経緯や、彼がハリウッドの黄金時代に大きな影響を与えた姿を捉える作品になるようだ。
マンキウィッツ役にゲイリー・オールドマンが挑戦し、新たに、アマンダが1920~30年代に活躍した女優マリオン・デイヴィス役、リリーがマンキウィッツの秘書役、トムがウェルズ役に決まったようだ。ちなみに、女優マリオン・デイヴィスは、新聞王ウィリアム・ランドルフ・ハーストの愛人だった人物で、そのハーストこそ、『市民ケーン』のモデルとなった人物。
Netflixで企画されている本作の製作は『ゲーム』以降、フィンチャー監督と長年タッグを組んできたセアン・チャフィンと、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』のダグラス・アーバンスキーが担当する。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)