永瀬正敏主演・窪田正孝&小西桜子共演 山本直樹の短編漫画を映画化
連合赤軍事件を題材にした「レッド」などで知られる山本直樹の短編漫画「ファンシー」が、永瀬正敏主演、窪田正孝、小西桜子の共演により映画化。2020年2月7日より公開されることが22日、明らかになった。元彫師の郵便配達員と詩人、詩人のファンの三角関係を描く物語で、特報では3人を中心とした人間模様や暴力描写が見られる。
本作は、山本直樹の短編集「学校」の一編に基づく愛とバイオレンスの物語。ジム・ジャームッシュ監督作品など国内外で活躍する永瀬正敏が主人公の彫師・鷹巣明(たかす・あきら)にふんし、ほぼ全編にわたりサングラスをかけ、凶暴な男を熱演する。
鷹巣の唯一の友人で寡黙な人気ポエム作家・ペンギンに窪田正孝、詩人のファンであるヒロインに新人の小西桜子。窪田と小西は、三池崇史監督の映画『初恋』(2020年2月28日公開)でも共演している。
そのほか、鷹巣が務める郵便局の局長役に田口トモロヲ、鷹巣の父親役に宇崎竜童。深水元基、長谷川朝晴、坂田聡、今奈良孝行、飯島大介、吉岡睦雄、澤真希、阿部英貴、ガンビーノ小林、つぼみ、尚玄、川口貴弘、榊英雄、佐藤江梨子、外波山文明らが名を連ねる。
メガホンをとるのは、これが長編監督デビュー作となる廣田正興。永瀬の出演ドラマ「私立探偵 濱マイク」(2002)のメイキングを手掛け、15年以上前に交わした約束に永瀬が応えて映画化が実現した。これまで古厩智之、市川準監督の助監督や大根仁、三池崇史作品などのメイキングディレクターを担当している。(編集部・石井百合子)
映画『ファンシー』は2020年2月7日、テアトル新宿ほか全国順次公開