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西谷弘監督、福山雅治に「もっとちょうだい」 石田ゆり子との共演シーンに粘る

主演映画『マチネの終わりに』公開直前イベントに登壇した福山雅治
主演映画『マチネの終わりに』公開直前イベントに登壇した福山雅治

 シンガーソングライター、俳優の福山雅治が、24日、スペースFS汐留で行われた主演映画『マチネの終わりに』公開直前イベントに共演の石田ゆり子、監督の西谷弘と共に来場。ドラマ「ガリレオ」シリーズや、その映画版となる『容疑者Xの献身』『真夏の方程式』などで組んできた西谷監督が、とあるシーンで見せた粘りについて「あんなに『もっとちょうだい』という西谷さんは初めてでしたね」と振り返った。

【写真】福山雅治&石田ゆり子、黒スーツ&ドレスの美麗ショット

 芥川賞作家・平野啓一郎の同名小説を原作にした本作は、日本、パリ、ニューヨークを舞台に、天才クラシックギタリストの蒔野聡史(福山)とフランスの通信社で働くジャーナリストの小峰洋子(石田)、惹かれ合う40代の男女の6年を追うラブストーリー。映画上映後に登場した福山、石田の姿に、客席からため息が漏れるひと幕も。そんな客席を見渡した福山は「泣いていらっしゃる方もいる……」と感激の表情をみせた。

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マチネの終わりに
石田ゆり子、福山雅治、西谷弘監督

 そんな中でも福山にとって印象的だったのは、蒔野と洋子が部屋で過ごすロマンチックなシーンだったという。「西谷さんとは結構ご一緒させていただいているんですが、珍しく『もっとちょうだい』と言っていて。あんなに『もっとちょうだい』という西谷さんは初めてでしたね」と笑うと、西谷監督も「僕も初めて求めてしまいました。必要以上にというか」と照れ笑い。

 そんな本作について石田は「1年前、大変な思いをして撮影した映画。一度観ただけでは見落としてしまうところもあるので、わたしもまた劇場でお客さんと一緒に何度でも観たいと思っています」とアピール。福山も「僕も原作を読んだ時からそうですし、映画を観てもとても胸にくるものがあった。人生、これで良かったなと。明日をもっと良くしていこうと思える作品になったと思います。今日だけでなく、(初日の)11月1日以降もまた改めて映画に浸っていただければと思います」と会場に呼びかけた。(取材・文:壬生智裕)

映画『マチネの終わりに』は11月1日より全国公開

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