エルヴィス・プレスリーさんの伝記映画、プリシラ・プレスリー役が決定
エルヴィス・プレスリーさんを描くタイトル未定の伝記映画で、彼の元妻プリシラ・プレスリー役に若手女優オリヴィア・デヨングがキャスティングされたとDeadlineなどが報じた。
本作は映画『ムーラン・ルージュ』などのバズ・ラーマン監督と彼の妻キャサリン・マーティンがワーナー・ブラザースのもとで企画している作品。脚本は、ラーマン監督と長年タッグを組んできたクレイグ・ピアースが共同執筆する。エルヴィスさんと彼のマネージャー、トム・パーカーとの20年間を中心に、貧しい歌手だったエルヴィスさんが世界的に名をはせていく過程を描くようだ。
エルヴィスさん役に『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のオースティン・バトラーが挑戦し、マネージャーのパーカー役をトム・ハンクスが務める。そして、M・ナイト・シャマラン監督の映画『ヴィジット』やNetflixのテレビシリーズ「ザ・ソサエティ」に出演したオリヴィア・デヨングが、プリシラ・プレスリー役に抜てきされた。
プリシラは、1945年ニューヨークのブルックリン生まれ。生まれて間もなく海軍のパイロットだった父親を事故で亡くし、母親が空軍の将校と再婚したことで毎年転勤する生活を送ることになる。14歳の時に、当時陸軍に兵役中だったエルヴィスさんとあるパーティーで出会い、8年後の1967年に結婚。その翌年にリサ・マリーを出産したものの、1973年に離婚した。その後、エルヴィスさんの家として知られるグレースランドを管理する遺産管理団体、エルヴィス・プレスリー・エンタープライズのCEOを務めていた。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)