波瑠×成田凌!遊川和彦の新作映画で初共演
「家政婦のミタ」「女王の教室」「過保護のカホコ」などで知られる脚本家・遊川和彦にとって『恋妻家宮本』(2017)以来2回目の映画監督作となる映画『弥生、三月-君を愛した30年-』で波瑠と成田凌がダブル主演を務めることが明らかになった。波瑠と成田が共演するのは映画・ドラマを通して今回が初めて。
2020年3月20日に公開日が決定している同作は、高校時代に親友を亡くした弥生(波瑠)と太郎(成田)の2人の半生を描く物語。30年間におよんで「3月の31日間」を切り取っており、波瑠と成田は10代から50代までを演じきる。波瑠は正しいことにまっすぐ突き進み強い信念を持つ結城弥生に、成田は周りに流される弱さを抱えつつも大切なひと・弥生のことを人生をかけて支えていく山田太郎にふんする。
波瑠は「脚本はとても読み応えもあり面白かったのですが、私がこの作品を背負える自信がありませんでした」とオファー時に葛藤があったものの、遊川と実際に会って出演を決めた。「流れる時間の中で変わっていく部分と変わらない根っこの部分を弥生で表現できれば、という想いで演じさせてもらいました」と語っている。
一方の成田は「男女2人の、人生の話です。純粋でいること、素直であること、強くあること、色々なことを弥生から学びました。遊川監督、波瑠さんはじめ、素敵なスタッフ、キャストと、丁寧につくりました『弥生、三月』。ご期待ください」とメッセージを送っている。
弥生と太郎の親友で病気によって若くして命を落とす渡辺サクラ役で杉咲花、太郎と深く関係のある青年・あゆむ役で岡田健史、弥生の配偶者となるがある事故に巻き込まれる男・白井卓磨役で小澤征悦、悩む2人にいつも手を差し伸べてくれる太郎の母・山田真理亜役で黒木瞳が出演する。
遊川は「3月は、1年毎に桜が咲き、そして散っていく。まるで人生のような、ドラマチックな季節です。人生は基本的には辛くて、堪えないといけないものです。変わっていくものもあり、どう変わらないでいられるか。その答えに悩んでいる人たちを肯定してあげられる映画になれば嬉しいです」と作品についてコメントしている。(編集部・海江田宗)