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有村架純&菅田将暉、坂元裕二脚本の恋愛映画で主演 『花束みたいな恋をした』来冬公開

映画『花束みたいな恋をした』で共演する有村架純&菅田将暉
映画『花束みたいな恋をした』で共演する有村架純&菅田将暉 - (C)2020『花束みたいな恋をした』製作委員会

 有村架純菅田将暉が、ドラマ「東京ラブストーリー」(1991)、「最高の離婚」(2013)などの脚本家・坂元裕二がオリジナル脚本を手掛けた映画『花束みたいな恋をした』でダブル主演を務めることが30日、明らかになった。現在の東京を舞台に、22歳で出会った男女の5年間にわたる恋を描くラブストーリーで、監督を映画『ハナミズキ』(2010)や『映画 ビリギャル』(2015)などの土井裕泰が務める。2020年撮影開始、来冬公開予定。

【写真】有村架純&菅田将暉共演の2016年の映画

 本作は、東京・井の頭線の明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会った男女が、子供でも大人でもない時期を迷いながら歩んでいく物語。時代、時間、場所などの偶然が、運命のようにシンクロしながら展開していく。近年は、広瀬すず主演「anone」(2018)や松たか子主演「カルテット」(2017)などのドラマで話題を呼んだ坂元だが、映画脚本を手掛けるのは『西遊記』(2007)以来約12年ぶり。

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 坂元作品への出演は、有村はドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(2016)、菅田はドラマ「問題のあるレストラン」(2015)以来。それぞれ「率直に言いますと、とても光栄です。坂元さんが描くあの空気や言葉たちをまた、自分の中に落とし込めると思うと。別次元で存在しているかのようなファンタジー性も感じながら、どう呼吸出来るのかとにかくやり尽くすのみです」(有村)、「数年前に坂元さんにラブストーリーをやりたいと唐突に想いをぶつけた事がありました。待って、待って、待ち焦がれた本。自分の大事にしてきたものや好きなものを共有できた時の心の喘ぎ。そこから始まる繊細すぎるというと肥大し過ぎですが、現代人のナイーブな部分がリアルに描かれていて、すごく好きな脚本です」(菅田)とコメント。

 また、有村と菅田はこれまで映画『何者』(2016)やauのCM「三太郎」シリーズなどで共演。有村は「これまで感じてきたこと、互いにあると思います。そんな瞬間に再び菅田さんとお芝居させていただくことは意味があるのではと感じています。敬意を持ちながら思うものを提示していくことが出来ればと思います。とても楽しみです」、菅田は「同じ関西人の有村さんには馴染みやすさと柔らかさとクレバーな幹の太さを感じています。土井監督のもと、有村さんと始まる僕らの物語。今はただ楽しみです。浮かれず一つ一つ丁寧に作っていけたらと思います」と再共演に期待を寄せている。

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 坂元は執筆段階から有村と菅田を主役に想定していたと言い、「憧れでもなく、懐かしむのでもなく、今を生きる人のための、今のラブストーリーを作りたいという思いでいます。22歳で出会った二人の恋の5年間に嘘が混ざらないようにと、ただただ真っ直ぐに映し出しました。それこそが何よりせつなくもあり、コミカルでもあり、美しく、心を震わせてくれるものと信じています。主人公二人がただ恋をするだけの映画です。お楽しみに」と作品の意図を語っている。(編集部・石井百合子)

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