『IT/イット』続編が1位!『マチネの終わりに』が3位に初登場
映画週末興行成績
土日2日間(11月2日~11月3日)の全国映画動員ランキングが興行通信社より発表され、ホラー映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』が初登場1位を獲得した。
【動画】福山雅治&石田ゆり子が涙…『マチネの終わりに』予告編
同作はスティーヴン・キングの小説を実写化した『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の続編にしてシリーズ完結編。スマッシュヒットを記録した前作から27年後の世界が舞台となり、子どもの命を狙うペニーワイズ(ビル・スカルスガルド)との新たな戦いが描かれている。ジェームズ・マカヴォイ、ジェシカ・チャステインらが出演している。R15指定の作品ながら見事1位に輝いた。
福山雅治と石田ゆり子の共演で芥川賞作家・平野啓一郎のベストセラー小説を映画化した大人の恋愛映画『マチネの終わりに』は3位スタート。天才クラシックギタリスト・蒔野聡史(福山)と婚約者がいる国際的ジャーナリスト・小峰洋子(石田)による美しき愛の軌跡を映し出している。ドラマ・映画『昼顔』を手がけた西谷弘監督と脚本家・井上由美子が再びタッグを組んでいる。
4週連続でトップをキープしていた公開5週目を迎えた第76回ベネチア国際映画祭の最高賞・金獅子賞受賞作品『ジョーカー』は2位に後退。先週2位だったアンジェリーナ・ジョリー主演の『マレフィセント2』は4位、先週3位だった大川隆法の製作総指揮・原案の『世界から希望が消えたなら。』は5位という結果になった。
ほか新作では落語家の笑福亭鶴瓶が主演し、作家・帚木蓬生の山本周五郎賞受賞作を映画化した『閉鎖病棟-それぞれの朝-』が8位。綾野剛、小松菜奈らが共演し、さまざまな過去を持つ患者たちが入院している精神科病院で殺人事件が発生し、事件をきっかけに思いを交差させる患者たちの姿が活写されている。
Sexy Zone の佐藤勝利が主演した新作『ブラック校則』は初登場10位。『いちごの唄』などの菅原伸太郎が監督、漫画「セトウツミ」の作者・此元和津也が脚本を担い、厳しすぎる規則“ブラック校則”がはびこる高校を舞台に、主人公の小野田創楽(佐藤)と、創楽の友人・月岡中弥(高橋海人)がブラック校則に立ち向かっていく。
今週は『ターミネーター:ニュー・フェイト』『ひとよ』『生理ちゃん』『夕陽のあと』『永遠の門 ゴッホの見た未来』『その瞬間、僕は泣きたくなった-CINEMA FIGHTERS project-』などが公開される。(ランキング・数字などは興行通信社調べ)(編集部・海江田宗)
【2019年11月2日~11月3日の全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)】※()内は先週の順位
1(初)『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』:1週目
2(1)『ジョーカー』:5週目
3(初)『マチネの終わりに』:1週目
4(2)『マレフィセント2』:3週目
5(3)『世界から希望が消えたなら。』:3週目
6(5)『冴えない彼女の育てかた Fine』2週目
7(6)『映画スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて』:3週目
8(初)『閉鎖病棟-それぞれの朝-』:1週目
9(4)『ジェミニマン』:2週目
10(初)『ブラック校則』:1週目