『スパイダーバース』続編に東映版スパイダーマン?フィル・ロードが言及
2022年4月8日の全米公開が発表となった映画『スパイダーマン:スパイダーバース』の続編に、日本の“東映版スパイダーマン”は登場するのか。プロデューサーのフィル・ロードがTwitterで、ユーザーの問いかけに答えている。
このユーザーは『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』の原案にも携わるシャノン・ティンドル氏のようで、続編公開の決定を受け、東映版スパイダーマンの登場に言及。「奇跡が起きて日本のスパイダーマンが登場するなら、喜んでデザインを手伝うよ……あと彼のロボットも」とつぶやくと、ロードは「もうデザインされてるよ!」と返答した。
東映版スパイダーマンは、1978年から1979年にかけて東京12チャンネル(現・テレビ東京)で放送された全41話の特撮ドラマで、スパイダー星人からクモの能力を与えられた青年・山城拓也と、銀河系を荒らす侵略者・鉄十字団の戦いを描いた作品。スパイダーマン登場時の口上や、後の「スーパー戦隊」シリーズにも影響を与えた巨大ロボ・レオパルドンの登場といった独自演出でも知られており、コミックの「スパイダーバース」にはレオパルドンが登場。映画への登場も検討されていたことを、ロドニー・ロスマン監督が明かしている。
ロードの反応にファンは「地獄からの使者・スパイダーマン!」「ぜひレオパルドンを出してくれ!」など歓喜。ただ登場が確定したのかは定かではなく、ティンドル氏自身も「僕のジョーク半ばのツイートに反応してくれただけで、確定ではないよ」とツイート。ロードの方はレオパルドンのファンアートをリツイートするなどしており、期待は膨らむばかりだ。
『スパイダーバース』は、異なる次元で活躍していたスパイダーマンたちが集結した世界で、スパイダーマンの力を手にしたマイルス・モラレスの青春を描いたアニメーション作品。2Dと3Dアニメを巧みに融合させた新たなアニメーション表現と、マイルスを中心としたスパイダーマンたちの人間ドラマは高く評価され、アカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞した。(編集部・入倉功一)