『ジョーカー』あの女性は殺されていなかった!
日本でも大ヒット公開中の映画『ジョーカー』で撮影監督を務めたローレンス・シャーが、主人公アーサーが好意を抱くシングルマザーのソフィーは「殺されていない」と/Filmのインタビューで明かしている。(以下、ネタバレあり)
DCコミックスの悪役ジョーカーが誕生するまでを描き、第76回ベネチア国際映画祭で最高賞にあたる金獅子賞を受賞した本作。孤独で心の優しい大道芸人アーサー(ホアキン・フェニックス)が、悪のカリスマへと変貌していくさまが描かれる。
ソフィー(ザジー・ビーツ)はアーサーと同じアパートに住む隣人で、アーサーが思いを寄せる存在。しかし、映画の終盤では二人のロマンスがすべて、アーサーの妄想であったことが発覚する。
「『彼女は殺されたの?』と何人かに聞かれたよ」というローレンスは「トッド(・フィリップス監督)は彼女が殺されていないことを明確にしている」とコメント。その理由について「なぜならアーサーは自分を不当に扱った人を殺している。ソフィーは一度も彼を不当に扱ったことはないからね」と語っている。(編集部・中山雄一朗)