福山雅治、石田ゆり子のクラシックギター購入に破顔
シンガーソングライター、俳優の福山雅治が13日、都内で行われた映画『マチネの終わりに』(公開中)公開記念舞台あいさつに出席。共演の石田ゆり子が、映画の影響でクラシックギターを購入したことを明かすと、福山は「いいですね~」と破顔一笑していた。
本作は、芥川賞作家・平野啓一郎の同名恋愛小説を、ドラマ・映画「昼顔」や現在放送中の月9「シャーロック」などの西谷弘監督と脚本家・井上由美子のコンビにより映画化。クラシックギタリストの蒔野聡史(福山)と、フランスの通信社で働くジャーナリスト・小峰洋子(石田)の6年にわたる愛の軌跡を追う物語で、福山と石田は本作で映画初共演を果たした。
ミュージシャンとして普段からアコースティックギターやエレクトリックギターを弾いている福山だが、クラシックギターは奏法などが異なるため半年近くも猛練習。以前のイベントでも「非常に難しい」と述べていたが、今ではすっかり虜になったようで「実は撮影の前後で6本もクラシックギターを買ってしまったんです」と明かす。さらに、ずっと右手の爪を伸ばしているとも言い「この作品によってクラシックギターに出合えたことが大きい」としみじみ。
一方の石田も「『マチネの終わりに』に携わって一番得られたものは、クラシックギターなんです」と笑顔。「本当に音色が好きで、一日中クラシックギターのCDを聴いているぐらい」と、どっぷりハマったそう。家でも本作のサウンドトラックをずっと流しており「言ってもいいのかな……」とはにかみ、「実はわたしもクラシックギターを買ったんです」と告白。
石田の思わぬ発言に福山は「初耳ですよ」と驚いた様子で、石田は「聴いているうちに、自分でも弾けるんじゃないかと……頭がおかしくなっちゃったのかも」とはにかむ。福山は「どこで買ったんですか? 一言言ってくれれば、ご協力できたかもしれないのに……」と続けて客席を笑わせていたが、石田は「まだ買っただけで何もやっていないんです。3日後からレッスンを開始する予定で……。とても難しいとわかっているのですが、スポコン魂で頑張りたい。いつか上手になって二人で演奏できたら……」と福山にラブコール。福山も「楽しみにしています」と歓迎していた。
この日は、客席からのQ&Aに答えるコーナーも設けられ、男性ファンから福山に「12月に開催されるコンサート(※福山雅治 年末LIVE「福山 冬の大感謝祭 其の十九」)でクラシックギターの演奏を見たい」とリクエストされると客席からも「聴きたい」の声が。福山は「いや、皆さんが思っているよりずっと難しいんですよ」と苦笑いを浮かべながらも「披露するかに関しては未定ですが、引き続き細々と練習はしていきたいです」と意欲を見せていた。(磯部正和)