『男と女』53年後の2人の今…美しく切ない予告編
恋愛映画の金字塔『男と女』(1966)の53年後を描くシリーズ第3作『男と女 人生最良の日々』の予告編が公開。アヌーク・エーメとジャン=ルイ・トランティニャン演じる男女が老年期に再会を果たす様子が収められている。
第1作『男と女』、その20年後を描く第2作『男と女II』(1986)と同じ監督、主演が再集結したことでも話題の本作。クロード・ルルーシュ監督は「愛は時に素晴らしく、そして難しいということを示した説明書のような作品」と語っている。元レーシング・ドライバーの男ジャン・ルイ(ジャン=ルイ・トランティニャン)は、いまや記憶を失いかけており、彼の息子が父のかつて愛した女性アンヌ(アヌーク・エーメ)を捜す決心をしたことから、2人の物語が再び始まる。
予告編は、「こんにちは」と声をかけるアンヌに、ジャン・ルイが「俺たちは知り合い?」と返す場面からスタート。そこからあのダバダバダ……のテーマ曲が鳴り出し、過去の映像コラージュをちりばめながら「どんな夢を見るの?」「美しい女性たち。いつも女性たちを愛してた。特にあなたに似てる女性を」と会話が続く。
2人でドライブしたり、海辺で自撮りしたり。生き生きとしたアンヌとジャン・ルイは幸せそのものだが、息子いわく、父ジャン・ルイは「記憶が抜け落ちたり戻ったり」だという。アンヌとジャン・ルイにとって2人で歩む未来はあり得るのか、想像を掻き立てる切ない映像となっており、80代後半に突入したエーメの美貌にも目を奪われる。(編集部・石井百合子)
映画『男と女 人生最良の日々』は2020年1月31日よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国公開