カポーティのドキュメンタリー映画、配給会社決定
「ティファニーで朝食を」「冷血」などで知られる作家トルーマン・カポーティのドキュメンタリー映画『ザ・カポーティ・テープス(原題)/ The Capote Tapes』の北米配給権を、グリーンウィッチ・エンターテインメントが獲得した。Deadlineほか複数メディアが報じている。
『ザ・カポーティ・テープス(原題)』は、本作が長編映画監督デビューとなるエブス・バーナウがメガホンを取った作品。カポーティの未公開インタビューや、彼の友人や敵対する人物へのインタビューを通して、ニューヨークのきらびやかな社会で日々を過ごしたアメリカを代表する作家に肉迫する。トーク番組の司会者ディック・カヴェット、ファッション誌「ヴォーグ」の名物エディター、アンドレ・レオン・タリー、小説家ジェイ・マキナニーなどのインタビューも含まれているそうだ。
本作は2020年公開予定。これまで9月に開催されたトロント国際映画祭でワールドプレミアが行われ、先週、米国最大のドキュメンタリーの祭典、DOC NYCのクロージングナイト作品として上映されている。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)