『ジョーカー』続編の企画始動か 一部では否定も
映画『ジョーカー』の続編企画が始動したと、The Hollywood Reporter が独占で報じた。一方で、Deadlineや The Wrap は、現時点で続編に関する契約交渉は行われていないと報道を否定している。
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R指定映画初となる世界興行収入10億ドル(約1,100億円)を突破するなど、快進撃が続く『ジョーカー』。The Hollywood Reporter は、前作を手掛けたトッド・フィリップス監督が続役に向けて交渉に入っており、前作と同じくスコット・シルバーと共同で脚本を執筆する予定だと報じている。またジョーカー役のホアキン・フェニックスについても、続編出演へのオプションが用意されているという。
しかし、Deadlineや The Wrap は、現時点で続編に関する契約は存在せず、フィリップス監督及びスコットとの交渉も行われていないと、The Hollywood Reporter の報道を否定。Varietyも、フィリップス監督とスコットが米ワーナー・ブラザース・ピクチャーズのトビー・エメリッヒ会長と面会したものの、企画はかなり初期段階で、脚本はもちろん契約すら行われていないと報じている。
また The Hollywood Reporter は、現地時間10月7日にフィリップス監督が別のDCキャラクターの誕生秘話を描く新たな企画を米ワーナーに提案したとも報じているが、Deadline は米ワーナーと監督の間でそのようなやり取りは行われておらず、監督も他のDCキャラクターを描く映画を監修するつもりはないと否定している。
フィリップス監督は、9月に行われた日本向けのテレビ会見で、続編については「ホアキン次第」だと語っており、ホアキンも別のインタビューでジョーカー再演に前向きな姿勢を見せている。(編集部・倉本拓弥)