常識破り!明るいのに恐ろしい『ミッドサマー』予告編
ホラー映画『へレディタリー/継承』で脚光を浴びたアリ・アスター監督の最新作『ミッドサマー』(2020年2月21日公開)から、明るいのに恐ろしいという恐怖の常識を破る予告映像が公開された。
『ムーンライト』『レディ・バード』といった話題作を世に送り出している注目のスタジオA24が製作した本作。家族を不慮の事故で失ったダニーが、恋人や友人と共に訪ねたスウェーデンの奥地で開かれる90年に一度の祝祭で、想像を絶する悪夢に直面する姿を描き出す。
公開された日本版予告編では、ほとんど太陽が沈むことのない白夜の中、キレイな花々や美味しい食べ物、優雅に舞い踊る人々の姿が映し出される。一見すると美しい風景のようだが、映像が進むにつれて次第に不気味な雰囲気が漂い、明るい村は狂気の様相を呈しはじめる。暗闇の真逆をいきながらもしっかりと怖さを作り出す、天才的な発想と演出の一端を垣間見ることができる映像となっている。
主人公のダニーを演じるのは、マーベル映画『ブラック・ウィドウ』への出演でも注目を浴びる若手女優のフローレンス・ピュー。そのほかのキャストには、『デトロイト』のジャック・レイナー、『メイズランナー』シリーズのウィル・ポールター、『ベニスに死す』で知られる名優ビョルン・アンドレセンらが名を連ねている。(編集部・吉田唯)