『アナと雪の女王』エルサは悪役のはずだった!
ディズニーの人気アニメーション映画『アナと雪の女王』シリーズのプロデューサー、ピーター・デル・ヴェッチョが来日インタビューに応じ、初期のアイデアではエルサが悪役の設定だったことについて語った。
『アナと雪の女王』は、アンデルセン童話「雪の女王」をヒントに、触れたものを凍らせる秘められた力を持つアレンデール王国の女王エルサと、姉と王国を救うべく立ち上がる妹アナの姿を描いた作品。姉妹が繰り広げる真実の愛の物語を描いた同作だが、企画当初はエルサが悪役になるはずだったという。
ピーターは「最初、エルサは悪役で、二人は姉妹ですらありませんでした。わたしの記憶が確かであれば、エルサは“雪の女王”を名乗っていて、アナに呪いをかけるんです」と告白。しかし、もっとエルサにフォーカスして、二人を姉妹にした方がストーリー性が強まると考え、現在のような形になったと明かす。
さらに、映画製作では初めに想定していたものと全く違うものが完成することも多いといい、「それは『アナと雪の女王2』も同じで、それが映画作りの楽しい部分でもあるんです」とピーター。「ある時点からストーリー自体が自分で広がっていくんです。なので、わたしたちがやるのは、キャラクターたちが伝えようとしているものについていくこと」と話していた。(取材・文:編集部・中山雄一朗)
映画『アナと雪の女王2』は全国公開中